「老いるが勝ち!」とは(6)

 前記事において、高齢者に適した商品開発を独創的に行うという命題に関する考察は、私に対して、小さくない刺激を与え、その問題に取り組むことの大切さをより深めさせました。

 そのことを胸に刻みながら、次の④以降の考察を進めましょう。

 ①高齢者がこんなに頭のいい国は他にちょっとない。

 ②高齢者がこんなにお金を持っている国も他にない。


 ③日本の高齢者向け商品が世界一になればどんどん売れて、日本は再び競争力を取り戻す

 ④上から一割を高齢者と呼べばよい。

 ⑤お金を使えば使うほどエラいのが資本主義

 ⑥高齢者は免許証を返納する必要はない。

 世界一の高齢者国と人口減少国

 総務省の発表によれば、現在の人口は1億2304万人であり、それを5年前と比較すると約309万6575人も減少しています。

 高齢化が急速に進む一方で、人口減少が過去最大になっている、これが今の日本の現実です。

 これを地元国東に照らしてみると、市の会報の最後に、月ごとにい亡くなった方と生まれた赤ちゃんの氏名が示されています。

 これをいつも眺めていて、その数の落差に驚嘆しています。

 その落差とは、前者の数が、後者と比較して常に3倍も多いことです。

 ここでも、急激な高齢化と人口減少が典型的に発生しています。

 この人口減少は、全国のほとんどで起きており、市町村別では、全体の90.6%に相当する1558の自治体で発生しています。

 また、人口の減少幅が10%以上だった市町村は27.7%の上り、前回の14.3%から大きく拡大しています。

 いよいよ、全国的に深刻なじり貧状況に陥っているようで、国の無策に近い対応を嘆いているだけでは済まない段階に突入しています。

 その意味で、高齢者問題が改めて重要になってきているのではないでしょうか。

1割以下

 そこで、上記④の問題ですが、これは著者の主張に賛成です。

 65歳が高齢者というのは、あまりにも機械的で紋切型になっていて、ちっとも現状に則していません。

 上から1割となると、その年齢は80歳だそうです。

 この時、80歳以下が9割となり、それ以上が1割という比率になります。

 この9対1の比率で、その1を高齢者とすることでよいのではないか、この主張は的を射ています。

 今の65歳から高齢者、75歳からの後期高齢者という指定は、あまりにも現実離れしているようです。

 80歳を基準にすれば、65歳も75歳も、若者、あるいはまだ若い層であり、十分にその若さを基礎にして活躍できるのではないか、そうおもいます。

 その意味で、公務員の60歳、あるいは65歳定年は早すぎます。

 もっと活躍すべきところと時間があるはずであり、日本を再生するために再考の余地があるのではないでしょうか?

 その私は、63歳で高専を定年退職しました。

 当時は、後2年の再雇用制度が始まっていましたが、その件を事務から問われて、きっぱりと定年で退職しますと答えました。

 この判断は、正解だったようで、その後は、(株)ナノプラネット研究所と(株)ナノプラネットという民間企業で働くことになりました。

 以来14年、今ではすっかり民間人になっていて、高齢者年齢以降の時を過ごしています。

 今や、定年後に10年、20年と働くことが普通になってきていますので、その仕上げのためにも、後期高齢者ではなく、高貴高齢者をめざすことで自らを鞭(むち)打っています。

 とくに、自由な時間を大量に得て、好きな研究にひたすら専念しながら仕事もする、これは、私にとって非常にありがたい境遇と環境ではないかと感謝しています。

 以上で、④を終わりますが、今回も、⑤以降に進むことができませんでした。
   

 そういうわけで、
次回は、上記⑤以降の問題に分け入ってみましょう(つづく)。

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クリスマスローズ(前庭)