前庭の春(3)
モッコウバラが終わり、それにぁわってハコネウヅキの清楚な花が咲き始めました。
晩春から初夏への変化が、前庭の草花にも現れています。
また、ビワの木の若葉も一段と大きく茂るようになり、実の成長も進んでいます。
本日は、昨日の雨で洗われたせいでしょうか、快晴の下で木々の葉が一段と鮮やかに観えています。
一方、中庭では、家内のお母さんからいただいた赤いバラが何ともいえないよい香りを放っていて、素晴らしかったありし日の思い出が振り返られていました。
また、その傍では、クンシランの鮮やかなオレンジ色の花が満開を迎えていました。
このように、国東の春は安心立命に過ぎています。
しかし、内外においては、戦争と生活難の事件がいくつも発生していて、心休まらない日々が続いています。
新たなパラダイムシフト
どうやら、歯車が幾重にも噛み合ってはいないままのようであり、世界史的にも大きなパラダイムシフトが起きているのではないでしょうか?
「金があれば、好きなだけオイルは買える。だから、金を稼ぐことが一番大切で必要なことだ!」
こう信じ込まされて、社会のあらゆるものすべてが動かされてきました。
このしつこく今日であった既往の概念が、その根底から壊れ始めています。
「オイルはあっても、その好きなだけを、お金で買おうとしても買えない」
これが、今回のパラダイムシフトの象徴的な変化なのです。
これが、オイルでずる賢く儲けようとしてきた人々が招いた末路ではないでしょうか?
この大元が崩れて、その代わりに創造されるものは何でしょうか?
それは、「金」ではなく、もっと確実で必要な「もの」なのです。
このオイルを基礎にして「電気」や「ガソリン」に依拠してきました。
それが、これから音を立てるように壊れていく、その姿を観るようになるようです。
世界は大きく変わり始めているのに、日本だけが取り残されているのはなぜでしょうか?
世界の進歩に着いていけない日本、なぜ、このように情けないことになってしまったのでしょうか?
その本質的な原因の一つが、「ものづくり」の大切さを疎かにしていることがあります。
お金ではなく「もの」、これが世界を席巻した日本の企業だったはずです。
たとえば、世界に多く普及し始めている電気自動車においては、その日本進出を執拗に阻んでいるのは、日本を代表する自動車会社であり、これは明らかに目先のことばかりを追う姿と重なってしまいます。
そして、少し前までは、お金儲けをすることが「本物のイノベーションだ」とされるようになり、今年になってからは、72年のオイルショックとは桁違いに大規模な戦争というショッキングなことが起きています。
この出来事は、さまざまなゴマカシや迎合とともに、これからの時代に何が必要で、そして求められているのかも明らかにし始めています。
幸いにも、小さなペット業界という市場において、真に細やかな技術と技能のイノベーションという現象に出くわし、それが上述のパラダイムシフトのなかで、「一隅の灯」になりうるのか、そのことを実践的に検証できる機会を得ることができたようです。
おそらく、この灯が、その重要な検証の目安になるのではないか、そうおもっています。
その意味で今後も、小さくない意味のある、このイノベーション研究によりふかく、よりおもしろく実践的に分け入っていくことにしましょう(つづく)。
ハゴロモジャスミン(前庭)

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