8枚目のCDが到着(3)

 本日は、母の日だということで、先ほど、甲府の娘と孫たちからお祝いのビデオ電話があり、家内が嬉しそうでした。

 さて、彼女にとっては念願の8枚目のCDが届いて1週間が過ぎ、この間、お世話になった友人知人に、その配布がなされています。

 すでに紹介してきたように、そのテーマは「南風(はえ)の祈り」とされ、それにふさわしい沖縄平安座の宮城島における海岸風景の写真が、みごとにデッサンされていました。

 おそらく、この南からの温かい風が、奄美大島の上を通過し、豊後水道を北上して、この国東にも達しているのでしょう。

 この最新作を、SDカードに収録して、それを毎日鑑賞しながらパソコンに向かっています。

 この鑑賞生活を通じて、次のことがわかってきました。

4つの感想

 ①今回のCDに収録されたメインは、そのタイトルの「南風の祈り」にふさわしい「海の墓標」全6曲です。

 本来は、女声合唱曲として約33年前に作曲されたものですが、昨今の長生炭鉱の犠牲者に関する支援活動が発展してきたことを踏まえて、それをソプラノのソロとして、ヒマワリさんは歌い込んだのでした。

 これは、なかなか容易なことではなく、その作詞者と作曲者の想いをどう活かし、どう今に活かすのかが、よりふかく問われることになりました。

 ここには、ヒマワリさんの歌に込めた情熱と連日連夜の練習によって洗練されてきた努力の結晶が反映されていました。

 ②そのソプラノソロとしての歌い込みの情熱と洗練が、新たな、そして今日にふさわしい芸術作品を生み出したのではないか、とおもわれます。

 換言すれば、よりふかく、そしてより豊かに、作詞者芝憲子さん、作曲者池辺晋一郎さんの「想い」を蘇らせたのではないかと感じました。
 
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CDジャケットの表紙(再掲載)

 ➂この『海の墓標』全6曲は、その長生炭鉱事故で亡くなられた犠牲者は、朝鮮半島から連れてこられた135人と日本人48人の合計183人であり、それを弔う「レクエイム(鎮魂歌)」として認識されています。


 これらの犠牲者は、今も尚海の底に眠ったままであり、これをどう鎮魂するかは、現代の課題でもあり、そのことが日韓の両政府間でも協議された事項でもありました。

 どうか、一日も早く、この犠牲者の嗚咽に耳を傾けて、遺族の願う対応がなされることを改めて念願いたします。

 ④このメインの6曲のほかに、ハングルで歌われた5曲が収録されています。

 これには、ヒマワリさんが、これまでに5回にわたって韓国公演を行ってきた実績が反映されています。

 今から33年前には、韓国で『海の墓標』を披露することで、当時の韓国政府の許可を得ようと、KBSやマサン文化放送のみなさんが、一方ならぬ尽力をなされ、日本語での演奏が初めて許可されたのでした。

 『海の墓標』が、韓国の多くのみなさまの心に通じたのでした。

 そして、今、その『海の墓標』が33年ぶりに形を変えて、そのハングルの5曲とともに蘇ったのでした。

 この『海の墓標』の最後にあるように、ヒマワリさんの希望は、このレクエイムと5つの曲が、長生炭鉱のある海の底から、朝鮮半島へ、そして世界へと南風の歌声として響き渡っていくことです。

 私も、これまでと同様に可能な限りの支援を行っていくつもりです。

 平和の祈りを乗せた南風がどこまでも吹き渡っていくと幸いですね(つづく)


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                ミモザ(前庭)