「80歳の壁・実践編」(20)

 和田秀樹著『80歳の壁・実践編』の読書も最終章を迎え、今回で終わりとなりました。

 『70歳の壁』、『80歳の壁』に続いて、本書と読み続けてきて、非常に役に立ちました。

 おかげで、高貴高齢者をめざしながら、その壁に向かっていく際のさまざまな覚悟と対策を学ぶことができました。

 改めて、和田先生に深く感謝申し上げます。

 その最後の主題は、

 ⑰高齢者になっても「心肺機能」は、さほど衰えない。問題は筋肉です。

 ⑱家庭菜園づくりで前頭葉がよく働く。

    豪華に、この2つにしました。

    さて、高齢者になっても、ヒトの心肺機能はさほど落ち込まないのだそうです。

 若い時と比較すると、その機能は下がるものの、安静時の約3倍の機能を有しているので、思うほどには衰えないのだそうです。

 しかし、問題は筋肉の衰えの方にあり、これによって、体温が下がり、免疫細胞の活動が弱まり、ガンになりやすくなると先生は注意しています。

 筋肉は、人間の身体のなかで最大の蒸発機関なので、これが衰えると体温(平熱)が下がり、上記の発病が起こりやすくなるのだそうです。

 この筋肉の衰えることを「サルコペニア」というのだそうで、これによって立ち上がりや歩行という日常的動作が難しくなり、より歩かなくなると、さらに筋力が落ちて足が上がらなくなって歩行時に転倒しやすくなるようです。

 高齢者にとって必要な運動は、「筋肉を維持する」ことであり、そのために歩く、あるいは運動や体操をすることが強調されています。

 私の場合、花粉が飛散している、この季節は外に出ることを極力控えていますが、代わりに、入浴時の湯船のなかでの屈伸運動、それから出浴時の「あいうべ体操」、さらには、起床時のベットでのストレッチと屈伸体操、これらが日課になっています。

 たしかに、若い時と比べると筋肉の衰えはありますが、この3つは、筋肉の維持に役立っているようです。

 とくに、2つめの「あいうべ体操」は、声を出さずに、大きく口を開け、息を止めて「あ、い、う、べ」と約50回発することで、内臓や喉の刺激が効果的なようで、これを励行し始めてから、誤嚥(ごえん)がすっかり解消されました。

 さすが、「あいうべ」です。 
緑砦館

 和田先生は、家庭菜園の効用を次のように示しています。

 1)足腰を使うよい運動になる。

 2)太陽光をたっぷり浴びる。

 3)農場主になって脳(前頭葉)を働かせる、

 4)一人で楽しめる。


 私の場合の家庭菜園は、約40㎡の立派な「緑砦館」という温室がああり、ここでの野菜栽培を行っています。

 今は、メイン水路のポンプが故障してしまい、中断していますが、まもなく、再開する予定です。

 ここでは、たしかに足腰をよく使って作業をしますので、よい運動になり、汗も良くかきます。

 また、このハウスは、オアシスのような温かさですので、ここに入って作業をすることがここちよく、さらに、植物に直に触れることで心が洗われる想いがします。

 まことに素敵な「ふれあい」であり、自然に癒されます。

 たしかに、このアグリ作業を始めると、次は何をしようかという想いが湧いてきます。

 これは前頭葉の働きの活発化だったのですね。

 「なるほど、そうだったのか!」


と納得しました。

 また、この作業は、家族のみんなで取り組んでいますので、それも愉しみの一つになっています。

 家族で作業して、家族で収穫し、それを賞味する、これは非常に素敵なことです。

 また、ハウスは6㎡のものが他に2つあり、それぞれ南側と北側に設置されています。

 ここでは、それぞれ向き不向きの野菜があり、そのことが解ってきてからは、その夜よい育て方を試みています。

 たとえば、南側はミニトマトがよく育ち、北側は、やや成長は遅いもののしっかりしたレタスなどの葉物野菜が育ち、味もより上質になります。

 これまで、何度もゆかいな想いをしてきたアグリ作業と、その育てた野菜でロハスな健康生活を行ってきましたので、これから若夏に向けて野菜たちと親しく触れ合うことにしましょう(この稿おわり、次回からは、和田先生の新たな著書に移行します)。

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チューリップ(前庭)