ホタテの大量斃死の素因問題(21)
読者の森悦郎さんから、さらに下記のコメント(青字)をいただきました。
「光マイクロバブル(LEMB)を24時間供給すれば、稚貝の代謝は大いに活性化するでしょう。しかし、その活性化の可視化は難しいと思います。
1999年の江田島湾の場合、陸上ではありませんが、LEMB供給から100日目には稚貝は7センチの大きさに成長し、漁師さんたちもビックリしたという記録があります今回もある程度の期間を陸上養殖すれば、日々成長を観察することも可能になり、LEMBの代謝活性化には誰もが驚嘆するでしょう。
水槽が二つあれば、24時間入れ換えと長期の観察と両方行うことも可能と思います」
これに関して、次の回答を示しましたので、ご覧ください。
「森殿 コメント、ありがとうございます。
光マイクロバブルによる活性の可視化は、次のように行いますので、よろしくご理解ください。
その第1は、通常の3倍の開口現象です。これによって海水の取り込み量が変わりますので、陸奥湾の漁師のみなさんは驚き、理解を開始するでしょう。
第2は、ひらひらと舞い上がる、あるいは、開口しながら頻繁に動く現象を示すことです。
これらが、ホタテの成長に好ましい現象であることを漁師のみなさんはよく理解するでしょう。
ここで重要なことは、そのまま光マイクロバブルを供給して限定されたホタテの成長をひたすら待つことは有効ではないことです。
この第一期の水槽内での光マイクロバブル供給は、その生理活性を促して元気にし、次の第二期における高温化に備えることです。
また、水槽が2つあれば、そのどちらとも、24時間供給の方にして、その生理活性を促すことを優先させます。
なぜなら、2つだけでなく、より多数のシステムが供えられると、それだけ大量のホタテの活性化が可能になるからです。
研究用は、あくまでの脇役ですので、少しばかりのホタテを水槽に入れ続けて観察する程度でよいでしょう。
また、常時の光マイクロバブル供給の対策は次の第二期において計画していますので、それとの相互作用を検討するのがよいでしょう。
陸奥湾のホタテを救うこと、これが主目的であり、それによって研究の評価も自然になされることを探求していますので、よろしくご高配ください。」
これに関して、次の回答を示しましたので、ご覧ください。
「森殿 コメント、ありがとうございます。
光マイクロバブルによる活性の可視化は、次のように行いますので、よろしくご理解ください。
その第1は、通常の3倍の開口現象です。これによって海水の取り込み量が変わりますので、陸奥湾の漁師のみなさんは驚き、理解を開始するでしょう。
第2は、ひらひらと舞い上がる、あるいは、開口しながら頻繁に動く現象を示すことです。
これらが、ホタテの成長に好ましい現象であることを漁師のみなさんはよく理解するでしょう。
ここで重要なことは、そのまま光マイクロバブルを供給して限定されたホタテの成長をひたすら待つことは有効ではないことです。
この第一期の水槽内での光マイクロバブル供給は、その生理活性を促して元気にし、次の第二期における高温化に備えることです。
また、水槽が2つあれば、そのどちらとも、24時間供給の方にして、その生理活性を促すことを優先させます。
なぜなら、2つだけでなく、より多数のシステムが供えられると、それだけ大量のホタテの活性化が可能になるからです。
研究用は、あくまでの脇役ですので、少しばかりのホタテを水槽に入れ続けて観察する程度でよいでしょう。
また、常時の光マイクロバブル供給の対策は次の第二期において計画していますので、それとの相互作用を検討するのがよいでしょう。
陸奥湾のホタテを救うこと、これが主目的であり、それによって研究の評価も自然になされることを探求していますので、よろしくご高配ください。」
これに関する回答は、コメント返信欄に付記しておきましたが、この本文においても、その続きの考察を示しておきましょう。
大量斃死の誘因と素因(12)
また、この議論を建設的により確かなものにするために、前記事において示した第1期の重要な問題を再録しておきましょう。
①この対策は、期間が3月から6月までの第一期における緊急対策的措置である。
大量斃死の誘因と素因(12)
①この対策は、期間が3月から6月までの第一期における緊急対策的措置である。
②陸奥湾においては、大船渡湾とは大量斃死の状況が大きく異なっている。
➂誘因と素因の明確化の問題です。
ここで改めて、その誘因と素因を示しておきましょう。
誘因1:異常高温
誘因2:餌不足
素因:ホタテ斃死による無酸素水塊の連鎖反応的拡散(仮説)
当面の対策問題(7)
①無酸素水塊の発生に伴う連鎖反応的斃死をどう防ぐのか?
②異常高温下においても、ホタテの体力低下をどう防ぐのか?
➂餌不足であっても、物質代謝量を増やし、ホタテの各部位の損傷をどう防ぐのか?
④陸奥湾は広大であり、養殖ホタテの量は莫大であり、それらの量的問題をどう解決していくのか?
⑤必要な緊急避難的措置をどう講じ、初期および中期的対策をどう練り上げるのか?
⑥これらは、平内漁協のみなさんをはじめとして、多くのホタテ漁師や関係者のみなさんの理解と協力なしには遂行できないことであり、それらをどう可能にしていくのか?
⑤緊急避難的措置と初期および中期的対策(2)
すでに、第1期における緊急避難的措置を踏まえて次の第2期における同様の対策について述べることにしましょう。
この問題は、上記の森さんの懸念と提案に関係しますので、併せてご理解をよろしくお願いいたします。
この時期における提案の概要を先に示してきましたが、それを改めて考察し、まず、先に、その結論的対策法を示すことにしましょう。
A)陸上における水槽における光マイクロバブル供給を継続強化する。
すでに第1期において、いくつかの水槽における光マイクロバブルによる生理活性化の成果が出てきていると推測されますので、これを次のようにより緊急避難的対策として具体化します。
1)光マイクロバブル水槽に小型冷却装置を追加配備し、高温化による体力弱化、各部位における障害の発生を防止します。
この作用効果を確かめ、この冷却装置を配備した水槽方式の拡大問題を現地の関係者と検討します。
2)この水槽方式を実践している漁協の近くに、同じく緊急避難的対策として、海域に常時光マイクロバブルを発生できる装置の配備を行います。
これを「緊急避難的海洋小牧場」と呼びます。
漁協における電源(200ボルトが好ましい)の利用が可能になるとより好ましい。
この場合、1台の小型水中ポンプに複数の光マイクロバブルを発生させて大量の光マイクロバブルを発生させます。
ここでは、電気代が許すかぎり、24時間の連続運転がよく、大船渡湾においては、光マイクロバブル発生装置32機と20機が各2セットにおいて、その連続運転においての電気代は月あたり約2万円でした。
ここ非常に重要なことは、次の3つです。
(1)水中ポンプの電源コードが市販のものであれば80mが限度ですので、その範囲内でしかこの「小牧場の」配置ができないことであり、その適地を選ぶ必要があります。
(2)上記の第1期において配備した水槽に冷却装置が配備されたことで、水槽内に投入されたホタテの稚貝は、ますます生理活性能力を向上させることが推察されます。
非常に重要なことは、この陸上における「水槽」方式と「小牧場」方式を相互に上手く運用し、その相乗作用の方法を見出すことです。
仮に、水槽内のホタテの数を約4万個としますと、おそらく、その「小牧場」においては、その10倍近くにおいて、大量斃死を防ぐ手段になるようになるかもしれません。
(3)海域で光マイクロバブルを発生させると、それによって緩やかな上昇流が形成されます。
その場合、海底近くと海水面に温度差が形成されている場合には、装置の配置位置を下げて、より低温の海水を緩やかに上昇させることも可能になります。
この上昇流によって下層にあった植物プランクトンも浮上してきますので、ホタテの摂餌には有効です。
これによって小魚が集まってきて、それを目当てに大きなカレイやアイナメが集まってきたというおもしろいことが噴火湾で起きたことも付記しておきましょう。
以上の2方式だけでは、十分でない。私は、そう考えています。
3)そこで、決定的で非常に重要な救命手段として「光マイクロバブル船」の提案を行います。
この構想は、有明海において実現しそうになったものでしたが、それを「必ず実現します」と明言された方が、まったく別件の問題で失脚してしまったことで頓挫してしまいました。
これは、有明海においてゴミ収集船を6つ製造する(1船1億円)という話があり、そのうちの一つを光マイクロバブル船にしたらどうか、と提案し、非常に喜ばれたことがありました。
この光マイクロバブル船とは、光マイクロバブル発生装置を400~600機配備して、陸奥湾の至る所で臨機応変に光マイクロバブルを大量発生させるという方式であり、これが陸奥湾のホタテ漁の救命に重要な役割を果たす可能性があります。
青森県には、この方法があることをぜひとも真剣に検討していただきたいとおもいます。
以上が、陸奥湾における第二期における緊急対策の提案の3本柱です。
おかげさまで、上記の森さんのコメントによって、より考察を進めることができました。
ありがとうございました。
次回は、これらを踏まえて第三期についての緊急避難的対策について、より重要な考察に分け入ることにしましょう (つづく)。
AI画像(参考程度のイラストです。とくに光マイクロバブル船では、海水中で光マ
イクロバブルを発生させるものですが、これが間違っていますので要注意です。)

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ただし、魚介類にはそれぞれ至適水温(健康に成長できる水温)があり、牡蠣の至適水温は10~25℃(水産庁)ですが、ホタテの至適水温は知りません。水温が至適水温を上回る場合は斃死のリスクがあります。そのような事態にならぬよう祈るばかりです。