「一隅の灯」は宝になるか(39)
一作日、テレビ会議による第80回のナノプラネットゼミが開催されました。
また、その前日の10日には、D研究員との実験において非常に重要な結果が得られていましたので、このゼミの講演においても、その朗報に後押しされた勢いが自然に現れていました。
科学的な実験結果は、コツコツと積み重ねていきながら、その正否を確かめていくという地味な作業ですが、時としてそれがおもわぬ朗報をもたらことが偶にあり、その時には、セレンディピティーの女神が微笑んでくれたのではないかと想像を豊かにすることにしています。
そのような1枚の画像が、あるいは一つのデータが、それまでの常識を覆し、そして新たな世界への入り口を示してくれることもある、もしかしたら、それが、10日の夜の出来事だったのかもしれません。
しかし、その生の画像データをいただいた時には、ほとんど何も映っていないように見えていましたが、じつは、そのなかにすばらしい「宝物」が潜んでいました。
普通であれば、そして大半の場合は、それで終わってしまって、その宝物を探し出すことはないのですが、私は、疑い深く、そしてすぐには何事も信用せず、暗闇のなかでも、そこに何かあるのではないかという、無駄であり、無謀な探索であってもそれを厭(いと)わないという特殊な性分を有していますので、時にはそれが役立つこともあるのです。
「そうか、これで新たな世界(ニューワールド)に一歩踏み込んだことが確実になった!もう、間違いはないようだ。
さて、どうするか?」
一方ならぬ感激を抑えることができないまま、こう思いを馳せていました。
そして、この「一隅の灯」は、新たな、しかもでっかい「宝」になるかもしれない、こうしみじみおもうようになりました。
FOAMY洗浄の全行程
さて、ナノプラネットゼミにおける講演のメインテーマは、「FOAMY洗浄の全行程」に関することでした。
その全行程を、まず最初に示しておきましょう。
このなかで、とくに重要なのが、2と4、そして8の項目です。
この3項目の重要性を考慮しながら、この全行程に関する解説を行いました。
その冒頭で、まず、次の質問をしてみました。
2つの質問
これは、簡単な質問ではあるのですが、その回答は、意外と難しく、すんなりと得ることができませんでした。
なぜなら、これは、予め、正確に「Q&A」の文章化がなされて、それを記憶していないと、すぐに、さっと回答を述べることができないからなのです。
第1の質問の回答を次に示します。
「ペット用光マイクロバブルフォーム洗浄装置です」
第2の質問に対する回答は意外と難しく、ますます正解をいい当てることはできません。
なぜなら、この洗浄法が、あまりにも多くの優れた洗浄機能を有していることから、それらを系統的に順序だって明察することがかなり難しいのです。
しかも、それを言語化して回答することは、かなりの洗練と練習を余儀なくされるからなのです。
より具体的に、この「多くの優れた洗浄機能」の数は、9つもあるのです。
「これから、光マイクロバブルフォーム洗浄の全行程を解説しながら、この9つの優れた機能を明らかにしていきますので、よろしくご理解ください!」
こうして、この全行程における個々の項目の科学技術的特性について、それぞれの解説を行っていきました。
すでに2については、これまでにかなり詳しく説明してきましたので、今回は、3と4について詳しく説明を試みました。
とくに、4については、FOAMYによる光マイクロバブルフォーム(LEMBF)トリートメントの特徴を次のように示しました。
1)トリートメント成分は、栄養や必要な油分、保湿など保護機能を有しているので、それらを均一で薄い膜状にムラなく施すことを、いかに効率よくFOAMYを用いて可能にするのか、を明察する。
2)その際に、トリートメント溶液内に含まれている界面活性剤成分に誘起されて発生する光マイクロバブルフォームと栄養、保護成分の界面科学的関係を明らかにし、その相互作用がどのようになされているのかを究明する。
3)結果的に、どのようにして、均一でムラのないトリートメント膜の形成が可能になるのか、それが、どう仕上がり具合に影響するのか、それらを考察する。
4)これらの新たなトリートメント操作によって、その実践者としてのトリマーにおける、実践的利点、仕上がりの評価、臭いの戻りの長期化、飼い主の評価、経済的長所などがどう得られるのか、これらを検討する。
結局、今回の講演は、1~4までで予定の時間を過ぎてしまいましたので、5以降は、次回において解説することになりました。
講演後の質疑応答もかなりか活発になされ、非常に有意義なゼミとなりました。
とくに、トリマーのOさんの実体験と私の解説がほとんどぴったり合っていたことが、非常に印象的でした。
これによって現場での実戦経験と私どもの理論的探究の融合がなされ、そこから、新たな発展の萌芽かいくつも出てきたのではないかとおもわれました。
真に実りあるナノプラネットゼミになったようでした。
次回は、12月18日16:30~18:00です。本テレビ会議参加希望の方は、お電話ください(TEL:0978-64-8155 ナノプラネット研究所)(つづく)。



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