「一隅の灯」は宝になるか(36)

    昨日から、第74回ナノプラネットゼミの準備を行い、今朝も早起きして、それを続け、只今午後になって仕上げることができました。

 こうして、このゼミのなかで60~90分の講演を継続できるようにしていると、にわか勉強の即席対応では対応できませんので、こちらも覚悟して用意周到に臨まなければならなくなります。

 自分が提案したことですので、その大変さを悔やむよりは、それによって科学的な認識が深まり、体系づけられるという利点の方が大切ではないかと、自分にいい聞かせています。

 また、この定期的なテレビ講演によって、もうひとつの利点が得られたようです。

 それは、声がよく出るようになったことであり、自分でもその声に張りが出てきたと感じています。

チリも積もれば光彩を放つ

 しかし、何といっても、この作業によって生産されてきた成果は、私の光マイクロバブルフォーム技術研究が、持続的に進展していることです。

 また、その基礎に、この間のD研究員と一緒にやってきた研究の結果があり、それらが、科学的な光彩を放ち始めています。

 やはり、実験的に究明した科学的データには、嘘や誇張がなく、少しの糊塗(こと)もありません。

 これが、いざという時に役立ち、そこに立脚できることが重要です。

 さて、前記事において、ゼミの受講者のみなさんに、毎回簡単な宿題を出していました。

 それは、「8つの疑問」について、正解を書いていただくという問題でした。

 最初は、20字、次に40字、そして今回は80字と文字数を制限して、その範囲でキーワードを探し、要点を明らかにして執筆するという方式でした。

 それらの回答は、この間の学習効果が明らかに反映されていて、より優れた解答が寄せられるようになりました。

 この目的は、この文章化によって、1)本質的な理解を深める、2)文章力を高める、3)それを記憶して、即座に回答をいえるようになるという応答力を身につける、ことにありました。

 みなさん、徐々にこの到達目標に接近し始めてますので、この学習成果は着実に上がってきています。

スライドづくり

 それから、私が非常に喜んでいることは、AIと一緒に共同で講演用のスライドづくりを行うと便利であり、おもしろく感じていることです。

 まずは、観点を示し、それに基づいて具体的な問題提起を行い、その回答を得ながら、それを徐々に発展させて仕上げていくという工程ですが、ここでAIが示してくれた考えには、無駄や偏りがなく、ズバリ本質に近い分析結果の提供があります。

 また、少々の計算も、あっという間にしてくれますので、いちいち電卓をたたくという手間は不要になります。

 これも、便利です。

特許のたたき台づくり

 最後に、もう一つ、重要な協働効果についても示しておきましょう。

 それは、特許性に関する議論を行い、どこに、その可能性があるのか、どうかをある程度厳密に議論することができることです。

 周知のように、特許の三要件は、「新規性」、「有用性」、「進歩性」であり、このそれぞれに関して深く分析した結果を提供してくれます。

 また、それらに基づいて、具体的な特許の請求項についての提示も行ってくれますので、そのより詳しい検討が可能になります。

 なにせ、AI君は、多才な「物知り」ですので、この3要素に関する情報収集とその分析力には優れたものがあると判断しています。

 その結果をたたき台にして、請求項のより厳密な検討を行い、それを基礎として明細書を仕上げる、このルートがより鮮明に拓けてきたようで、これもAIの効用の一つと考えてよいでしょう。

 そろそろ、本日のナノプラネットゼミの時間が迫ってきましたので、ひとまず、ここで筆を置くことにしましょう(つづく)。


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野ボタン(前庭)