「80歳の壁・実践編」(4)
和田秀樹著『80歳の壁・実践編』を楽しく拝読しています。
高貴高齢者をめざす私にとっては、非常に参考になり、説得力のある提言がいくつもなされています。
➂酒は薄めて飲んでこそ、「百薬の長」になります。
この提言に接して、「おやっ」とおもいました。
一般に、若者であっても、一日のアルコール摂取量は約20g(グラム)といわれています。
これは、ビール中瓶1本、日本酒1合程度だといわれています。
高齢者の場合、肝臓のアルコール分解能力が落ちていますので、これらをちびりちびり飲むのがよいとされています。
しかし、ビールも日本酒も薄めて飲むことはできません。
そこで、著者は、別に水と一緒に飲む、あるいは野菜と一緒に食べながら飲むことを推奨されています。
私の場合、ビールは、2カ月に1回の定期検診において、その結果がよい時に限って、生ビールを半分だけいただくことにしています。
また、日本酒は、正月にわずかにいただく以外、まったく飲まなくなりました。
しかし、アルコール類は一切飲まないのかといえば、そうではなく、主として昼食時に、ワインを多くて半グラスをいただいています。
しかも、最近は、このワインのアルコール分が強すぎると感じ始めたことから、ワインのなかに氷を少し入れて飲むようになりました。
その理由は、やや薄めると飲みやすくなることだけでなく、そのワインの味がより上質になることから(これは日本酒も同じですが)、その味の変化を好んでいることにあります。
家内からは、そろそろ安物ワイン(価格1000円程度)を飲むのは止めて、もう少し上質のワインを飲むようにしたらどうですか。
とよくいわれるようになっていますので、それもよいなとおもい始めています。
私のワイン選び
かつては、モーゼルワイン(ドイツ)を直接購入していましたが、それを止めて、国内のワインクラブから直接購入しています。
ここでは、月1回の定期便のほかに、年4回のカタログ雑誌で特集されているワインを、時折選んで購入することにしています。
毎日、わずかに半グラスのワインしか飲みませんので、この摂取は、上記のアルコール制限をかなり下回っています。
その意味で、このワイン飲みは、私と家内の「百薬の長」といってもよいでしょう。
そして、定期便のワインのなかには、かなり上等のワインが届く場合もありますので、それについては大切に保管しています。
何かおめでたいことがあった時に、それをいただくことにしていますが、その機会があまりなく、その上等のワインがかなり溜まっています。

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『男性の脳は加齢に伴い女性の脳よりも大きく萎縮する。この事実は、加齢に伴う脳の変化がアルツハイマー病の男女差の原因とする説を覆す可能性がある。4,726人分の12,500件以上の脳スキャンを分析した研究者らは、時間の経過とともに男性の脳では女性よりも多くの領域で体積減少が顕著に進行することを確認した。この結果は、脳容積の性差がアルツハイマー病の発症に関与していないことを示唆する。しかし臨床神経心理学者フィオナ・クムフォアは「加齢に伴う脳萎縮の変化だけを見ていても、この病気の背景にある複雑なメカニズムを説明するのは難しい」と指摘する。』
文面から察するに、女性は男性よりアルツハイマー型認知症になり易いという研究があるようです。いずれにせよ、加齢に伴い、脳の堆積が減少することは間違いないようです。