倒木処理(5)
8月以来の五度目の宇佐行きで、当初の目的をひとまず達成することができました。
その目的とは、隣地にはみ出していた倒木のすべてを撤収することであり、次に、私どもの土地に生えていた数本の大木をすべて切り倒すことでした。
今回は、私ども夫婦に加えて、相棒が帰郷して、この処理に研究員のD君とともに参加してくれました。
私どもの土地の北側に、高さ約20m、太さ約45㎝の大木が3本立っていると観察していましたが、実際には2本であり、その一本は二股状態で上に伸びていました。
すでに、私どもの相棒は、より南側の大木を数本倒していた経験を持っていましたので、今回もD君と協力して、手際よく、その2本を切り倒してくれました。
これで最大の山場を越えて、次のステージに入ることができました。
その時刻が、丁度11時前、朝5時に起きて6時10分に出発、途中に寄るところもあって、宇佐には8時過ぎに到着、約2時間の作業でした。
幸いにも、倒木処理の開始時は曇天でしたので作業がしやすく、1回の休憩で、それぞれが持ち場で一心に働いたこともあり、本日の目的を達成することができました。
これも、相棒とD君の働きがあったゆえであり、ありがたくおもいました。
そこで、11時過ぎに、いつもの鰻屋「志おや」に向かいました。
すでにお客さんが何人か来ており、土曜日でもあったことから、その繁盛ぶりを予想できました。
相棒とD君は、うな重の「特」、家内は何を注文するのですかと彼女も「特」だそうで、その理由は、今日はたっぷりと「特」を味わいたかったのだそうでした。
そして私は、前回の家内と一緒に「特」を二人で分けて食べるのを気に入っていたのですが、それができなくなったので、「特」よりも2ランク下の「竹」を注文しました。
しかし、家内の好意で、「特」の鰻の一切れと「竹」のそれを交換してくれました。
さらに、肝焼き(鰻の肝を串焼き上に焼いたもの)を各人1本ずつ追加しました。
これが、非常によく生ビールに合いますので、よりおいしくいただきました。
ただし、生ビールは、家内と私で一杯を分け合いました。
さて、相棒は、久しぶりの志おやのうな重だったらしく、その「特」の一切れをいただくと大変な感激で身体を曲げて、しばし、その喜びが体中を駆け抜けているような仕草をしていました。
たっぷり汗をかき、大木を倒して頑張った労働のせいで、この鰻のうま味が、文字通り、身に沁みたのでしょう。
それを観て、私どもも喜びました。
志おやの「うな重」(ご飯の上が「特」の鰻、下が「竹」の鰻)
道の駅院内へ
志おやの後は、お決まりの道の駅「院内」に立ち寄りました。
まず、シャインマスカットが並べられていましたので、定価よりも値引きがなされていたものを、すぐに籠に入れました。
この地域は、ブドウの名産地でもありますので味は最高級です。
ほかには、青柚子がありましたので、青トウガラシとともに購入しました。
これを沖縄の妹のところに贈ると家内がいっていました。
また、立派なナスビ、手作り豆腐、そして目当ての新米の「鳥飯のお結び」を4パック籠に入れました。
それで、そこには1パックしか残っていませんでしたが、それも家内が後で購入籠にいれたようで完売となり、店員さんが喜んでいました。
この「お結び」は、コンビニのそれと比較するとダントツに違っていて、もしこれが、コンビニに並べられると、それこそ飛ぶように売れるでしょうね。
車のなかでは、同じく、院内名物の「柚子ソフトクリーム」を少しばかりいただきました。
こうして14時前に帰宅、折しも、将棋の竜王戦の2日目が指されていましたので、寛ぎながら、その観戦を楽しみました。
これで、大木処理と隣地への倒れ込みのすべてが処理されましたので、これからは、少しペースを緩めて対応していくことになるでしょう。
時々、宇佐まで足を延ばし、木を伐り、草をむしり、草木を動かして身体を動かし、汗をかく、そして柔らかい土と草の土の上でしっかり足を下ろして作業をする、その対価として鰻を賞味し、果物や野菜を買う、そして家族が団結する、これらは、非常に健全なことではないか、そうおもっています。
まだしばらく続きますので、この健全さを育てていきましょう(つづく)。


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