「一隅の灯」は宝になるか(33)
本日の11時に、昨日からの、あたかも私にとっては嵐のようなナノプラネットゼミが終わりました。
昨日2日の12時過ぎから始まり、予定のプログラムに従って、次のように進行していきました。
第一日目
12:10~14:00 「光マイクロバブルフォーム技術の5つの柱」 大成博文
14:25~14:50 「光マイクロバブルフォーム実験の結果」 木村大知
14:50~16:30 「光マイクロバブルフォームの基本的特性」 大成博文
16:30~18:00 「FAOMYの特徴と商品価値」 大成博文
19:30~22:00 「光マイクロバブルフォーム洗浄技術」 大成博文
第二日目
08:30~09:30 「Nebula㈱における今後の課題」 櫻井寿遥・大成由音
09:50~11:00 「光マイクロバブルフォームイノベーション」 大成博文
このプログラムに示されるように、ほとんど主要な発表を行った私にとっては、「何とか、乗り切れてよかった!」が素直なおもいでした。
これらの概要については、追々報告することにして、先に、このスライドに示した「なぜ」について報告することにしましょう。
➂なぜ、精密洗浄が短時間において可能なのか?
精密洗浄と短時間洗浄は相反する?
犬の洗浄は、ヒトと比較して大変難しいといわれています。
それは、1)被毛の数が3倍多い、2)被毛のサイズが3倍小さい、3)皮膚が非常に弱い、4)洋犬は、日本の高温多湿の気候に合わない、などが関係しているとされています。
それゆえに、犬の洗浄は、人の髪の毛の洗浄よりも数十倍以上難しいのです。
その困難性犬の汚れを精密に洗浄することは、もともと容易いことではないのです。
精密に洗浄するといことは、洗浄が最も難しい、非常に小さな汚れをきれいに落とすことであり、毛穴や皮膚の窪みに堆積した油脂の汚れを洗浄できることを意味します。
これを、どう洗浄できるようにするのか、これは非常にむずかしく、これを解決する方法としては、濃い濃度のシャンプー液を大量に使って、ゴシゴシ揉み解しながら泡を造って汚れを取るしかなかったのです。
しかし、それでシャンプー液をたくさん消耗し、被毛や肌を傷つけてしまっていたのです。
また、汚れた被毛や皮膚をきれいに洗浄するには、時間を相当に要することでしたので、きれいに洗浄することを短時間で遂行することは、より困難な相反事項だったのです。
この2つの大きな困難を、光マイクロバブルフォームは、いとも簡単に克服し、その相反を相合に転換してしまったのです。
その新手法の第1は、光マイクロバブルフォームが、被毛や皮膚に付着した汚れのみに付着して剥がしていったことです。
これには、汚れが⊕帯電、光マイクロバブルフォームが⊖帯電ですので、互いにすぐに吸着し合い、同時のその表面張力他で剥がしてしまうようにしたのです。
この吸着と剥がしが、直接可能になり、精密洗浄と短時間洗浄が同時にできるようになりました。
これは、あたかも奇跡ではないかとおもわれるほどの「洗浄革命」の一つだったのです。
次回は、上記四番目の「なぜ」に分け入ることにしましょう(つづく)。


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