シラスの釜揚げ
  
 いつもお裾分けを持ってきてくださるお隣のMさんが、病院通いをしていると聞いて心配していました。

 「そういえば、近頃、あまり見かけないね!」

 こうおもっていたら、昨日は、元気に庭園の土を耕しておられました。

 「そうか、元気になられたのか」

と密かに安心していました。

 そのMさんが、本日、獲れたての「シラス」を持ってきてくださいました。

 新鮮そのものでしたので、Mさんから家内がシラスを受け取った際に、「釜揚げがいいよ」といわれたそうで、早速、その釜揚げが食卓に上ってきました。

 例によって、家内は、その一部を試食してみて、その味を確かめますので、それを試食してみました。

 「これに、レモン汁を入れると美味しそうだね」

 「オリーブオイルもよいのではないですか?」

 最初は、そのままシラスだけをいただき、その味の良さを確認しました。

 次に、レモン汁をかけてより美味しくいただき、さらには、オリーブオイルでより風味の良さを覚えました。

 シラスのうま味と適度なほろ苦さ、新鮮な魚の風味が合わさって、最高水準の味でした。

 これは、ワインともよく合いそうだとおもいましたが、それは未だ実現していません。

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シラス

 夕食の際の肴に取っておきましょう。

 本日は、わざわざMさん本人が、このシラスを届けてくださったそうで、大変うれしくおもいました。

 「これは、Mさんの回復祝いも兼ねて、なにかよい『お返し』をしなければならない!」

 こうおもい、それを家内と相談することにしました。

 しかし、未だ、その「お返し」の品目をひらめいてはいません。

 これから、どうしようかとおもいを巡らすことでしょう。

 もはや真夏になってきた7月のシラス、暑さに抗して賞味する、これは、かなりよい響きですね。

 新鮮シラスの釜揚げ+レモン汁+オリーブオイル+白ワインは、極上でした。

 別府湾の海の幸に感謝しました(つづく)。