午前のコーヒータイム
 
 このところ朝起きて、NHKBSで大谷翔平選手の録画を行い、その次に、コーヒーサイフォンを用いて森のコーヒを入れて、それを大成研究所の研究室1に持ち込んで仕事を開始するというパターンが増えてきました。

 ここでの最初の行為は、コンセントに電線プラグを差し込むことです。

 これと同時に背後に設置しているCDプレーヤーが自動的に稼働し始め、愛聴の家内のCD7枚目のソプラノ演奏歌が聴こえてきます。

 香り豊かな森のコーヒーとソプラノのコンビネーションは格別によく、曲が進むにしたがって頭の方もシャキッとしてきます。

 そしてまずは、頭の体操のために将棋ソフトを相手にして遊びの一時を過ごします。

 勝ったり負けたりで、それが一段落すると昨日認めたブログ記事を読み返し、その推敲を行って修正を加え、記事を確定します。

 続いて、新たな記事の構想を考え、それがある程度明確になってくると、そのまま執筆へと移行していきます。

 この過程において、私をここちよくさせてくれるのが、森のコーヒーのここちよいほろ苦さであり、この味に慣れてくると、そこに美味しさを感じるようになります。

 CDの演奏時間は78分ですので、これを聞き終わるころになると、この午前のコーヒータイムが終わります。

 この時間内に、本ブログ記事の執筆を終えるとよいのですが、そうはいきません。

 なにせ、毎日2000字前後を執筆していますので、このコーヒータイムにおいては、せいぜい、その前半の部分を執筆することに留まることが多いようです。

 コーヒーとソプラノというゴールデンコンビであっても、遅筆が速筆に変わるわけではなく、ここがもどかしいところなのかもしれません。

 しかし、この執筆においては一切の下書きはなく、しかも、画面を直接見ながら考え、記述していくというスタイルが定着しています。

 したがって、何をどう書くのかは、その画面を観ながら浮かんでくるものであり、その意味では行き当たりばったりを楽しむことにしています。

 この芸当は、長い間に定着してきたことであり、私の流儀のひとつなのかもしれません。

新しい峰に到達か?

 さて、この午前のコーヒータイムに、もう一つ新しいことが加わってきました。

 それは、先の「OIだより」で少し紹介した新たな光マイクロバブルに関する実験を自ら遂行しはじめたことです。

 近年、私自身が、これほどに積極的に取り組むことは久しぶりのことであり、そこに「重要な何か」があるのではないかと直感したからでした。

 はたして、これが、鋭く小さくない直観になるのかどうか、そして、そこに新たな峰を発見できるのか、そのことを確かめてみようとおもいました。

 児玉龍彦東大名誉教授は、「研究は情熱である」という名言を述べられていますが、それが私にもいささか湧いてきて、この自ら率先しての一連の実験に至りました。

 さて、本日のコーヒータイムにおいては、その新たな峰に到達しつつあることを、ある簡単な試験で確かめることができました。

 そこで、この評価を正しく行うために、まずは、同様の先行研究についての調査を開始しました。

 その調査眼目は、次の2点にありました。

 1)おそらく、同様の目的をめざす研究は、いくつもあるであろう。まずは、それらを知って理解し、その利点、欠点を究明していこう。

 2)それらの先行研究において光マイクロバブル技術を適用した事例があるのかどうかを確かめよう。

 3)もしかして、それが無いのであれば、どこに本研究の独創性があるのか、さらにはイノベーション性があるのかどうか、これを考察していこう。

 この調査は、わが胸のなかがワクワクするほどに心動かされるものがいくつもあります。

 はたして、セレンディピティーの女神は微笑んでくれるか?

 「一杯のコーヒーから、科学と技術の夢が花咲くこともある」とよいですね(つづく)。

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モッコウバラ(前庭)