報 告
 
 先日、第56回の「ナノプラネットゼミ」が開催されましたので、その報告をします。

    日時:2025年3月17日(月)、10:30~12:30 
 場所:大成研究所セミナー室(〒873-0432大分県国東市武蔵町向陽台12-2)
 主催:(株)ナノプラネット研究所、(株)ナノプラネット・大成研究所

 プログラム

 
①大成京子 「マッサージで視力アップ」

  ②大成博文  「光マイクロバブル・イノベーション(1) 」

  ③大成水晶 「唾液腺と健康問題」

ほう先生

 ①:ほう先生によるマッサージ法が解説され、それを実際にやってみながら体験することができました。

 たとえば、目を手で押さえながら、他方の手で首筋をも揉むとここちよく、その後で幾分視野が明るくなり、見え方もより明確になっていました。

 さすがの素敵な体操指導だとおもいました。

 また、手のツボや壁に掌を逆さに密着させたままで身体を捻る方法も有効なようで、視野の明るさを覚えました。

 全身の緊張と解しが、視力に関係していることがよく解りました。

 今後も、続けてみたいマッサージ法でした。

光マイクロバブル・イノベーションの萌芽

 ②:マット・リドレー著『人類とイノベーション』に示された「イノベーションの本質」に沿って、いよいよ具体的な事例の検討を開始したことが報告されました。
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光マイクロバブルイノベーションを検討するために行われた準備過程

 まず、第一段階においては、光マイクロバブル発生装置が、その核になるかどうかを考察するために、その開発過程を詳しく追跡していきました。

 これは、私自身も、このように詳しく探究したことがなかったことから、極めて新鮮なものとしての醍醐味がありました。

 結果的に、誰もできなかったことを、そのことも知らずに成し遂げたことであり、それが、その後の技術的発展において核になるものであったこともよく理解しないままでの開発でした。

 そして、この今回の追跡から明らかになったことは、じつに20回もの重要な改良を重ねて、ようやくマイクロバブル発生装置(後に光マイクロバブル発生装置と呼んだ)が完成したのでした。

 今振り返れば、この過程は、改良という次元には収まらない、その連続的進化は「革命的」ともいえるもので、当然のことながら豊かなイノベーション性を有していました。

 それが証拠に、この光マイクロバブル発生装置を凌駕する装置の開発はなく、せいぜい類似品を作るか、安易な機構でマイクロバブルを発生させ、まったく物理科学的特性を有する、正確には、ほとんどその特性を有しない気泡を発生させることに留まり、その効能については、私どもの見解を模倣するという段階に留まったものばかりです。

 また、ナノバブルの発生装置についても、その発生機構は簡単なものばかりで、その代表的研究者の一人が、簡単にナノバブルを発生させることができると平気で豪語することになりました。

 しかし、そのかれは、絶対に、そのナノバブル発生装置の正体を明らかにしませんでした。

 「特許性があるから」というのが表向きの理由でしたが、本音のところは、それが明らかになると誰もがナノバブルを発生させたといい始めることになり、かれの特別性が薄れてしまうことにあったのではないでしょうか?

 そのような枝葉末節はともかくとして、光マイクロバブル発生装置の開発は、それを基本にしてイノベーションの核を形成させることを確かにしたものであることの可能性を確認することができました。

 この開発過程と結果が、リドレーのいう「イノベーションの15の本質の特徴」に適合するのかどうか、これを検証することにしました。

 ここでは、それを詳しく述べると、非常に長い検討になりますので、その結論だけを示すと、それは、かれのいうイノベーション性に「非常に適合する」というものでした。

 すなわち、光マイクロバブル技術は、イノベーションとしての認定を探究する資格を有しているということが明らかになりました。

 そこで、次の第三段階へ移行していくことが重要になってきた、これが私の報告の結論でした。

 また、それに関わって、最近出願したアメリカでの特許の問題が議論され、それが大変に盛り上がりましたことを付記しておきます。

 ③:唾液腺に関する報告がなされました。

 唾液腺は、耳下腺、顎下腺、舌下腺の3つがあるそうです。

 このうち、唾液の出す量が一番多く、しかも両方の耳の下にある耳下腺の働きが重要です。

 この近くをマッサージしてみると、確かに唾液の分泌が促進されることを実際に試してみました。

 この唾液は、体液と一緒であり、その様子によって体調が判明することから、健康のバロメーターにもなるといわれています。

 ある歯科医師は、この唾液の水素イオン濃度を計測し、その値が5以下の患者のほとんどが癌に犯されていたことを明らかにしています。

 また、それが6以上の患者には虫歯が1本もなかったそうです。

 すなわち、アルカリ化食物を摂取し、身体を酸性化させないことが健康に重要であることを実際に究明されたのでした。

 唾液の分泌量を増やし、アルカリ化することの大切さが議論されました。

 次回の第57回は、3月24日10時半から、大成研究所セミナー室で開催されます(つづく)。

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ミモザ(前庭)