緑砦館(GFH)オアシス(7)
3月も中旬を迎え、前庭のミモザの花が咲き始めました。
例年、この開花によって春の到来を認識しています。
そして、この春の訪れとともに、私の好きな高浜虚子の句をおもいだします。
「春風や 闘志いだきて 丘に立つ」
これは、高校の先生が、卒業生に向かって贈った句でした。
以来、幾度となく春がやって来るたびに、この句に叱咤激励されてきました。
若き日の感動は、深く、いつまでも胸に刻まれているのですね。
さて、この訪れとともに、緑砦館では野菜たちが、よりすくすくと育ち始め、立派な様相を帯びてきました。
すでに予想してきたことではありますが、その野菜たちを毎日収穫しても、なお、膨大な量が残っていて、私たちだけでは熟せないという状況になりつつあります。
また、この春の訪れは、虫たちにとってもよい季節なので、それらが徐々に増えてきて、そこには絶好の美味しい新芽の野菜がありますので、「待ってました」といわんばかりの繁殖を開始ししています。
冬が去り行けば、この「害虫たちとの闘い」が始まる、これも不可避の年中行事といってもよいでしょう。
納豆サラダ
この野菜たちの成長に伴って、私たちの野菜摂取量も増えてきました。
新鮮な生野菜は、胃腸によく、おまけに血糖成分を吸収してくれますので、健康的なロハス生活においては必須の食物といえます。
少し間の野菜が充分に育っていない段階においては、ごく少量の、それこそ野菜を選びながらの摂取でしたが、この収穫量の増加によって、野菜を丸ごといただく食べ方に変わってきました。
その際、より美味しくいただくにはどうすればよいのかを工夫しようと、そのドレッシングをいろいろ試してみました。
1)オリーブオイル、ベトナム産胡椒、ポーランド産岩塩
2)マヨネーズ、醤油
これらを気に入って、それぞれを交互に試しながら野菜の賞味促進を行ってきました。
しかし最近では、次のパターンも増えてきました。
3)納豆、醤油、オリーブオイル
どうやら、私には、この3)の方法も適しているようで、この採用によって野菜の摂取量がより増えてきていました。
おかげで、この摂取後の体調はすこぶるよく、「これは野菜の効果だ!」と認識を深めています。
ここまでは、生野菜の摂取方法でしたが、これに加えて、それらの野菜を、さっと鍋で湯がいて食べる方法もよいなとおもいはじめ、早速、小型の鉄鍋を購入しました。
蓋つきで、鋳物製の鉄鍋であり、昔風のものが届きました。
ここに出汁を入れて、たぎらせ、そこにさっと野菜を温めていただく、という方法です。
濃い緑色で、市販サイズに近づいてきた自家栽培小松菜は、生でも絶品ですが、これを湯通しするとよりしなやかさが増して、その味覚が向上するのです。
これを「豚シャブ」に準えれば「野菜シャブ」になりますが、この小松菜シャブは最高水準に達しているとおもいます。
小鍋に、小松菜シャブ、そして豆腐とワカメ、これらがあれば十分に豪華なメニューといえるでしょう。
こうして、爽やかロハスの食生活が、また一歩前に進んだようにおもわれます。
この享受は、昨年秋以来のアグリ作業の成果として甘受してもよさそうです(つづく)。
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