『80歳の壁』(4)
このところ習慣として定着してきている「プチ断食」さらに進行してきて、朝食抜き、昼はたっぷりと好きなものをいただき、ワインも半グラスいただき、そして夕食は野菜を中心にして過ごすという食生活のパターンになっています。
和田秀樹著『80歳の壁』において、80歳代では、我慢するよりも、むしろ好きなことをした方がよいことが強調されています。
その理由は、次の通りだとされています。
1)85歳以上で亡くなった方を解剖すると、ほとんどすべてにおいてガンが見つかっている。
すなわち、生前はガンに気づかないままであったことが多いのです。
無理に我慢して、摂食のガン予防をしすぎることを止めて、好きなものを適切に食べた方がよい。
2)80歳代になると認知症になる確率が高くなるので、いまのうちに好きなことをした方がよい。
認知症の発病は60歳代から始まってゆっくりと進行してきているので、80歳台になったからといって急に発病する訳ではありません。
亡くなった方の脳を解剖すると、アルツハイマー型の脳変性が多くみられていたことから、認知症は病気ではなく、「老化現象」だと仰っておられます。
この老化現象に陥るまでに、好きなことをどんどん行なうことが強調されています。
我慢や無理は禁物であり、次の傾向を批判されています。
①食べたいのに、健康に悪いからと我慢する。
②無理して運動する。
③タバコや酒を控える。
④やりたいことを我慢する。
⑤長生きのためと薬を飲む。
いずれも、該当しがちなものばかりです。
これらについて、私の習慣を示しておきましょう。
①:美味しいものを探し出し、我慢せずに少量をいただきます。
私の住む国東では、魚と果物が豊富であり、しかも相当に安価ですので、これらを四季を通じて探索していく、これが楽しみのひとつになっています。
②:花粉症のこともあって散歩を控えています。
運動といえば、風呂の中で屈伸運動を欠かさず行い、時々は、朝起きた時にベッドの上で柔軟体操と足の屈伸運動を行っています。
昼間は、緑砦館でアグリ作業を行い、オアシスのような快適空間で手足を動かしています。
最近は、緑砦館1での家内のCDの鑑賞も習慣となりました。
③:タバコは生来1本も吸ったことがなく、酒はワインを4分の1~半分グラスいただいています。
家内からは、もっと上等のワインを頼んだらといわれていますが、なぜか、1本1000円以下のワインを飲み続けています。
この程度でも、結構美味しいと感じているから、それでよいとおもっているのかもしれませんね。
最近は、チリやアルゼンチンのワインが、安価なわりに結構美味しいので、これらに凝り始めています。
④:私が一番やりたいことは、光マイクロバブル研究をより発展させて、その体系化を遂行することです。
私には、やり残した重大、かつ有益な課題が残ったままですので、高貴高齢者になったことから、これに専念していこうという思いを新たにして、それを開始しています。
幸いにも、若い研究員のD君を迎えたことから、かれからも刺激を受けながら、その継続を試みています。
高貴高齢者をめざす私にとって、この光マイクロバブル研究の進展と体系化は途方もなく広く、海のように深く、そして山のように聳え立つものですのであり、真にやりがいのある仕事ではないかと考えています。
これと連動しているのが本記事であり、本研究と記事化が一体化しています。
⑤:これも指摘の通りであり、薬は可能なかぎり飲み過ぎないようにしています。
体調を自覚するようにして、その都度、薬を飲むことを少しずつ控えるようにしています。
長期にわたって薬を飲み続けると、必ず、その副作用が生起してくるのだそうで、薬は飲まないにこしたことはありません。
薬は、必要な時のみにして、日頃は、減らして飲む、こう心がけたいですね。
これらが、和田理論に従った私の生き方というところでしょうか。
とくに、①については、最近非常に気に入った食べ方があります。
それは自家製野菜に納豆を加えていただく方法です。
納豆には、独特の味覚があり、これとともに自家製野菜をいただくと、それこそモリモリと摂取することができるようになりました。
その動機は、野菜たちに納豆菌水を注入したことにあり、それだけでなく、自分も納豆をいただくことにしようとおもうようになったからです。
それまでは、一切納豆を食べていませんでしたので、この心変わりにふしぎさを覚えています。
併せて、納豆菌水が野菜の生育に良いようなので、この知見を得たことにもうれしさを覚えています。
さて、上記の5つの壁を創意工夫して突破し、高貴高齢者をめざしていく、これが、私の「心の命ずる道」にしていきたいですね(つづく)。
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ボーローグ博士(1970年にノーベル平和賞)は肥料と農薬という当時の先端技術の導入を勧奨し、それにより世界の小麦の生産は倍増し、中南米やアフリカは飢餓から解放されました。
環境に負荷をかけず(肥料や農薬の使用をむしろ減らし、それでも食料、とくに米や野菜)を増産する光マイクロバブルは21世紀のハーバーボッシュ法でもあります。
研究を深めるためには多額の資金と研究者を必要とします。世界での知名度を向上させることで、多くの財団や個人から研究資金の提供の申し出が来るでしょう。私は研究は出来ませんが、偉大な技術を世界に発表することのお手伝いはできます。