緑砦館(GFH)オアシス(5)

 寒さが徐々に和らいできています。

 前庭のミモザの蕾が膨らんできています。

 おそらく、緑砦館の野菜たちも、この間もなくやってくる春を意識し始めているのでしょうか。

 その成長の具合を、より力強く感じているこの頃です。

 先日は、新しい試みとして、納豆菌を緑砦館1のB水路を中心にして水路内の溶液に混入させてきました。

 どうやら、その成果らしきものが出現してきたのではないか、このように推定できるようになってきたようです。

 ここは、小松菜の苗を中心に移植を行ってきましたが、その成長がやや顕著になってきたようなので、もしかしたら、光マイクロバブルと納豆菌には何らかの相関性があるのではないか、とおもいながら、今しばらくの観察を続ける予定です。

 その様子を写真で示しておきましょう。

 未だ、市販されている小松菜と比較すると、はるかに小さい成長に留まっていますが、これが、じつにすばらしい味を呈するようになってきました。

 そして、この若い小松菜を収穫しては、その格別の味を楽しみながら試しています。

 その特徴は、次の3つにあります。

 ①何といっても舌触りが滑らかで、それを非常に「ここちよく」、非常に新鮮でふしぎな感覚というか、若さと爽やかな香りを楽しんでいます。

 ②市販の小松菜と違って葉の色がより濃い緑色であり、これによって光合成がより一層進み、同時に窒素固定がなされていることが推察されます。

 ③この若い小松菜を食べると、独特のうま味成分が出現していることが解ります。
 市販のものと比較して、このうま味に優れていて、それが生のままの賞味による美味しさに結びついています。

 市販のコマツナについて、その品質の見分け方がネットで次のように紹介されていました。

 1)葉の色味:濃い緑色、茎は薄い緑色のものが良い。

 2)葉の厚み:肉厚な葉、葉の張りがよい、太くしっかりしている。

 3)葉の丸み:葉が丸く、内側に丸いものは甘味がある。葉脈が発達しすぎているのは歯触りが悪い。

 緑砦館1の小松菜は、この1)~3)のいずれにも適合しています。

 ただし、葉脈は非常によく形成されていますので、それはかえって歯触りがよく、上記の見解とは異なっています。

 おそらく不揃いのままの葉脈の発達が、歯触りの悪さに関係しているのだと思われますので、より注意深い観察が必要だとおもわれます。

納豆菌効果?

 緑砦館の野菜たちに納豆菌を摂取していただこうとおもって、この試験を開始しましたが、それだけではなんだか不十分ではないかとおもうようになりました。

 何度も自分で確かめようという、気持ちの表れが、少しねじ曲がって作用したのかもしれません。

 野菜たちに納豆菌を供与したのだから、自分も、その納豆菌を摂取してみようとおもうようになってきました。

 日頃は、めったに口にしない納豆ですが、それを野菜と一緒にいただくことをおもいつき、実践してみると、これが真に美味しく、簡単に嵌ってしまうことになりました。

 「これは、旨いね!なかなかいけるよ!もう少し早く気付けばよかった!」

と勝手におもいはじめました。

 それまでは、野菜を一枚一枚味わいながらいただいていた食べ方がまるっきり変わって、納豆と共に豪快に野菜を丸ごといただくという方式に変わりました。

 「これはいい、血糖値を下げるのに一番良い方法ではないか?」

 こうおもって気に入りました。

 このわが家の小松菜の成長と共に、きわめて良好なロハスの食生活を楽しく続けていくことにしましょう(つづく)。
 
20250217-2
若小松菜