杵築のネーブル

 高貴高齢者をめざす私にとって、なによりも健康を保つことが重要な課題の一つという認識が深まっています。

 そのためには、これから迫ってくる「80歳の壁」をどう突破していくのか、このために智慧を生み出し、どう実践していくかが日々問われています。

 この超高齢化社会のど真ん中において、いかに、自らの免疫力をアップさせることが非常に大切です。

 さて、前記事においては、山形や長野のリンゴを賞味する話をしました。

 まだ、その一部が冷蔵庫のなかに残っており、貴重な果物として食後のデザートになっています。

 今回は、同じ果物として地元産のネーブルオレンジを取り上げることにしました。

 子供のころから「ネーブル、ネーブル」、といわれていた、このオレンジは、貴重で洒落た高級ミカンでした。

 安くて酸っぱかった温州ミカン(今は甘い)と違って、ネーブルは甘くておいしかったことから、それをいただくことは大変な喜びでした。

 しかし今では、同じ種類のオレンジがスーパーに行くとたくさん並べられていますが、その前を通り過ぎることがほとんどです。

 やはり、味が落ちたことと農薬栽培のことが気にかかるからであり、偶に何かの機械に、その切り身をいただくことがあっても、たいがいは、二三切れで終わります。

 昔ほどの感激する美味しさを覚えないからであり、自然の無縁の果物と化していました。

 しかし、この杵築産の「ネーブルオレンジ」は別格であり、これを国東のふるさと市場R213で見つけましたので、わが家に2袋、そして知人に一袋を購入しました。

 一袋に3つ入って350円でしたので、1個あたりは117円と手頃な価格でした。

 早速、これを包丁で細かく切っていただきました。

 このネーブルの味の特徴は、爽やかな甘さにあり、それが記憶に残っていたものと同じであることを確かめ、

 「そうだ、この爽やかさがいい!さすが、杵築ネーブルだ!」

と心がやや動きました。

 同じ美味しさを、今年も確かめましたので、先日送付した友人も、これに出合った友人もさぞかし、同じ思いに浸ったことでしょう。

 さて、これまで本シリーズにおいて取り上げてきたテーマは、次の通りです。

 1)睡眠時間の確保、2)ストレス解消、3)快眠枕、4)ほうじ茶に自然塩、5)純ココア、6)リンゴ、7)ベッドマット(「エアーウィーブ」)、8)小ネギ、9)ヤマロクの醤油、 10)ブルーベリーとブルガリアヨーグルト、11)アカメガシワ、 12)天仁茗茶「春之茶」、 13)  Barilla(パスタ)、 14)糖減茶、 15)シークヮーサー、 16)ルイボスキングティー、 17)煮大根、 18)サンテア―ジュOX、 19)どんこ、 20)   マンジェリコン、21)沖縄産ニンニク、 22)ゴーヤの浅漬け、 23)生ソバ、 24)根昆布粉末茶、 25)プーアール茶、26)玄米飯、27)チョコレート、28)玄米セロリ粥、29)ヌワラエリア紅茶、30)柚子茶、31)丹波の黒豆、32)デコポン、33)日月潭紅玉紅茶、34)半熟ゆで卵、35)まこも茶、36)フレンチロール、37)木曽紅「さわら飯切」、38)パニーニ、39)半熟ロマン、40)抹茶ミルク、41)新米、42)シャインマスカット、43)豊の香梅、44)早生の小ミカン、45)新高(梨)、46)柚子胡椒、47)柚子みつ、48)梅湯、49)柚子湯、50)本枯れ節、51)レッグウォーマー、52)チリメン丼、53)かきもち、54)結とまと、55)ほうとう、56)ガードナーベルト、57)かづのりんご、58)天童のりんご、59)森のコーヒー、60)豆乳、61)黒酢・ビフィズス菌、62)豆乳+宇治抹茶+ビフィズス菌、63)サイフォンコーヒー、64)沖縄産バナナ、65)ビクターSX-7、66)山形と長野のリンゴ

67)杵築のネーブルオレンジ

 国東半島の南側の付け根あたりに位置する杵築には、なだらかな丘に近い小山があり、ここでは古くからミカン類の栽培が行われてきました。

 大分県においては津久見と並んで、ミカン類の特産地であり、今でも、デコポンや「はるみ」などの高級柑橘類の産地として知られています。

 そのために、地元のスーパーにも、この特産物が並び、それらを安く購入することができます。

 先日も、デコポンが大好きの叔父に、それを送付して非常に喜ばれました。

 しかし、この90歳代半ばを迎えている叔父は、非常に律儀な人であり、かならず、私が送った以上の価値のある品物を「お返し」してくるので、いつも恐縮しながらお礼の電話をしています。

 今回は、「かば田」の立派な「からし明太」と「からし高菜」が送られてきました。

 これが北九州人の「粋と意地」なのでしょう。

 この叔父は、母の弟さんですが、その心意気は、私の母とよく似ています。

 電話を掛ける度に、叔父と必ず母の話になり、これも懐かしく感じています。

 来年は、いつものデコポンと一緒に、この「杵築ネーブル」を賞味していただくのもよいですね。

 爽やかな酸味と甘みのある立派な地元の名産といえるオレンジです(つづく)。

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杵築ネーブルオレンジ