初春の緑砦館(6)
寒さが少し和らいできたせいでしょうか、数日前から緑砦館で作業することが続いています。
こうなってくると真にふしぎなもので、パソコンに向かってキーボードを打ち始めると、緑砦館の野菜たちのことが気になり始め、そして緑砦館に勧誘される想いが湧いてきます。
まず、懸案の緑砦館2おけるC水路用のポンプを新しいものと取り替えました。
古いものは、修理後も甲高い摩擦音が出ていて、それを有効に消すことができませんでした。
そこで、故障していた新品のポンプと取り替えたのですが、これが結構の手間で、次の悪戦苦闘をすることになりました。
1)配線が、元の方から切られていましたので、これにスイッチを付けてつなぎました(これは、大したことではありませんでした)。
2)ポンプの吸い込み、噴き出しようのカバーがよく締められていなかったので、その隙間から水が吹き出してきました。
そこで、このネジが締められていなかったものを再度締めようとしたのですが、これがどうやっても締まらず、ここで悪戦苦闘したあげく、ネジを取り換えた方が良いと判断しました。
これが正解で、新しいネジはすんなりと入っていって締めることができました。
その次は、隣のネジの十字凹の部分が潰れていて、このネジの開閉ができませんでしたが、何度かトライして、そのまま締めることにしました。
こうして無事試運転を行い、正常に光マイクロバブルが発生していることを確認しました。
音も静かで、これで安心して運転ができるようになりました。
やれやれで、ようやく、緑砦館2のすべての水路が正常化しましたので、後は、野菜たちの成長を待つだけです。
すでに、ここでは、クレソンがみな成長し始めていますので、明日からは、その収穫も可能となるでしょう。
緑砦館1は32℃
さて、もう一つのうれしいことは、本日温かい緑砦館1のなかで、このところ移植を続けていた小松菜味彩の苗の移植をすべて終えたことです。
今年は、小松菜味彩と早取り小松菜の二種類を栽培していますが、なにせ一袋のなかに種がたくさん入っていること、これまであまり多く栽培していなかった珍しさもあって、かなり大量の移植を行ってきました。
幸いにも、これで一区切りとなりますが、すでに若葉がいくつも成長し始めていますので、緑砦館は、小松菜館の様相を帯びつつあるといってよいでしょう。
小松菜は、関東をはじめとして広く栽培されている菜っ葉野菜ですが、この名付け親について再度述べておきましょう。
それは、江戸幕府の八代将軍吉宗が、この小松菜が好きで、この菜っ葉の名前は何かと尋ねたところ、その名前がなく、ただの菜っ葉であると返答されたそうです。
そこで吉宗は、この菜っ葉が、どこで栽培されているのかを尋ねました。
侍従たちは、その地名を上げたところ、そこに小松川が流れていることを知って、「本日からは、これを『小松菜』と呼ぶように!」と示唆したそうです。
以来、日本人が愛する「小松菜」が食卓を賑わすようになりました。
この小松菜の若葉が出てきて、それを家内が収穫してきました。
この小松菜の若葉が出てきて、それを家内が収穫してきました。
「これは、小松菜のベビーリーフですね!」
珍しさもあって興味津々でいただき、おやっと思いました。
そこに新たな「うま味」を覚えたからでした。
これについては、別稿で詳しく述べることにしましょう。
本日のアグリ作業(1月18~21日)
1.苗の移植・収穫(18日)
1)チンゲンサイの苗77株を緑砦館2のC水路に移植しました。これでチンゲンサイの移植はすべて終了しました。
2)緑砦館2のC水路のポンプの内部の部品を取り換えましたが、問題の金属音は解消されませんでした。再検討要あり。
2.苗の移植・収穫(19日)
1)小松菜味彩の苗104株を緑砦館2のC水路に移植しました。
3.苗の移植・収穫(20日)
1)小松菜味彩の苗60株を緑砦館3のC水路とB水路に移植しました。
4.苗の移植・収穫(21日)
1)小松菜味彩の苗50株を緑砦館3のBとC水路に移植しました。
2)緑砦館2のC水路に新しいポンプを設置しました。
残るは、緑砦館3のB水路と緑砦館1のAレーンのポンプ取り換えだけになりました。
後者については、すでに新しいポンプが到着していますので、これから、その準備をするところです(つづく)。
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