コーヒータイム
このところ、朝起きて最初にやることは、「森のコーヒー」を自分で淹れ、それをいただきながら、家内の7枚目のCDアルバムを拝聴しています。
この収録は全部で18曲、これをすべて鑑賞するには約1時間10分を要します。
淹れたてのコーヒーは香りが豊かであり、家内は必ず、この甘い香りを満喫してからコーヒーを飲み始めますので、いつのまにか私も同じ飲み方を踏襲するようになりました。
ほのかな甘味とここちよい、そして深みのある苦味がすばらしいところが、このコーヒーの優れた特徴です。
最近は、専用のカップに5杯の豆を入れて曳いていますが、その挽き方にも工夫を凝らしています。
我が家のコーヒー前曳器には、全部で16段階の挽き方ができます。
最初は、これを徐々に変えていって、2か2.5段階のやや細かい挽き方が丁度良いとしていましたが、これをさらに工夫して、豆を挽きながら1.5段階で約7秒、2.0で約7秒、2.5段階で約8秒と、その挽き方を3段階に分けて淹れるようにしました。
コーヒー淹れ器には、電気式サイフォンをずっと使用しており、これによって、安定した味の誘起が可能になりました。
この森のコーヒータイムに同志のCDアルバムの鑑賞が加わり、ちょっと贅沢感が増してきたようですが、朝の目覚めと寛ぎの時間としてロハスな生活の一コマにきちんと組み込まれています。
このコーヒータイムの最中や終了した時間帯に、しばし、緑砦館1を訪れて新鮮野菜を朝摘みすることもあります。
丁度今は、クレソンのほとんどが定着し、葉を伸ばし始めており、それとともに味や香りがよくなり、それを生でいただくことを楽しんでいます。
「新しい地平に広がる歌の花」
このアルバムのなかに、おやっと思う一曲がありました。
それは、「新世界」という曲がアカペラで歌われていたことでした。
あのドボルザーク作曲の新世界の曲に、山の木竹志の作詞によるもので、このアカペラ演奏が、心にしんみりと響きました。
その素敵な歌詞を紹介しておきましょう。
「耳を澄ませば そよぐ樹々 瞳凝らせば わが家路
母は老いて 友は逝き
国は荒れて 遠き春 想い遥か
故郷へ 今ぞ帰らん 故郷へ
明け行く朝に 旅立てば 緑萌えて 風さやか
さらば故郷 わが母よ
新たな世界 胸に秘め 心静かに 歩みゆく
辿る旅路に 光あれ」
山の木さんは、癌の病気と闘いながら、地元の広島合唱団のみなさんを中心に活動されていたそうで、何か心温まるメッセージが聴こえてくるようですね。
ドボルザークが、アメリカに渡っていだいた、この心象風景の曲と山の木さんの歌詞が結びつくと、それらが今の世の中に沁み込んで響いているように思われました。
その新世界の舞台となったアメリカでは、あるジャーナリストによれば、「2000年ぶりの大変革」が起ころうとしているという指摘もなされるようになりました。
そうであれば、アメリカ建国以来の新世界が創造されることになりそうです。
「アメリカ国民のみなさんと、この地球上の人々が辿る新たな旅路に光あれ!」
と、念願いたします。
明日のコーヒータイムにおいても、この新世界を拝聴して、この想いの続きを考えてみましょう(つづく)。
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