沖縄4日目
沖縄4日目は、朝食を抜きにして、10時前に家内の妹のTさんの運転でMホテルを出発しました。
途中、まず家内は美容院にいって身だしなみを整えたいとのことで、そこに立ち寄りました。
そこから、330号線を南下して、沖縄市久保田にあるプラザハウス内にあるシェーキーズで昼食をいただきました。
シェーキーズといえば、かつて那覇の国際通りに店があり、そこでは各種のピザが500円で食べ放題という、信じられないようなメニューがありました。
石窯焼きで、食べたことがないピザがいくつもあり、沖縄に行くたびに、よくそこに通いました。
おそらく、その名残の店だと思われますが、このプラザハウスの店も何度か訪れたことがありました。
今は亡き、元沖縄国際大学K教授とも、ここで食事をしたことが何度かありましたが、かれのピザの食べっぷりは豪快でした。
最近の私の場合は、まず、皿に野菜のみを盛り、それを食べ終えてからピザとスープをいただくことにしていて、合計で3枚(小さく切ったもの)を美味しく食べました。
この3つのなかの最後は、リンゴが載っていて、アップルピザという珍しいもので初めての味でした。
久しぶりに、シェーキーズピザを堪能した後は、その日のメイン行事が開催される浦添市にある「てだこホール」に向かいました。
「てだこ」は、沖縄方言で「太陽の子」を意味しています。
すでに、このホールに到着した時には、その駐車場が満杯だったことから、そこで開催される琉球オペラ『アオリヤエ(阿応理屋恵)』に大勢の方々が来られていることが予想されました。
この駐車場から、ホール入り口までは、少しの徒歩コースがあり、そこを通って階段を上る両側に、アラマンダという大きな黄色い花がいくつも咲いていました。
この花は、夾竹桃科に属し、ハイビスカスの花と同様に、沖縄では年中咲いているのだそうです。
この生垣の傍で依頼された写真撮影を行い、琉球オペラ会場の入り口を通過していきました。
このオペラの芸術監督・作曲をなされたのは新垣雄さんであり、その方を家内から紹介されました。
かれは、家内とは知り合いの仲だったようで、非常に若づくりの素敵な方でした。
さて、琉球オペラ『アオリヤエ』は、非常に芸術性の高い素晴らしいものでした。
「アオリヤエ」とは、琉球王であった尚寧王の妃(きさき)だった女性の名前のことでした。
尚寧王
ここで尚寧王について、少し紹介しておきましょう。
かれは、歴代琉球王家の直系ではなかったものの、先代の第6代王に男子がいなかったことから選ばれた王であり、今の浦添市の出身でした。
かれは、歴代の王とはやや異なっていて、江戸幕府や薩摩に翻弄されながら、艱難辛苦の人生を余儀なくされた方でもありました。
次回は、そのなかで気高く生き抜いたかれの人生を紹介し、そのことが、今回の琉球オペラの物語になっていますので、それらを含めて、その醍醐味に分け入ることにしましょう(つづく)。
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