沖縄の秋(1)

 那覇市役所前のバス停のそばに、鮮やかな紅い花が咲いていました。

 透き通った青空の下、朝の陽光に照らされて一際光彩を放っていました。

 これは何の木なのだろうか?

 と思って、後で調べてみると、これは、「鳳凰木(ほうおうぼく)」と呼ばれていました。

 この紅い華と枝葉が、鳳凰のように思われたのでしょうか。

 青空にしみいる紅色が鮮やかでした。

 そこでは、南風(はえ)がゆっくりと通り過ぎていました。

 鳳凰の 青にしみいる 紅い華

 清々しい、沖縄の秋の朝でした(つづく)。

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鳳凰木(那覇市久茂地)