おいしいものを食べて免疫力アップ

 和田医師は、70歳代になれば「おいしいものを食べて免疫力をアップさせる」ことを推奨されています。

 これは、メタボにならないように、質素な食生活が望ましいという高齢者の食生活とは異なる見解です。

 なぜ、そのような、一見、常識とは異なるようなことを主張されるのでしょうか。

 ここは、その理由を探ってみたいと思いました。

 じつは、現代の高齢者の多くは、コレステロールや血圧、尿酸値などが高くなることを気にして、食べたいものを食べずに我慢しているのだそうです。

 その結果、粗食にしていると、その大多数が栄養不足になっているようです。

 ここで、かれは、非常におもしろい選択を提起されています。

 人生を100年と考えると、70歳の方の人生は、残り30年になります。

 この残りの人生を、どう生きるかで、次の2つの選択を明らかにしています。

 ①血圧やコレステロールを気にして、いつまでも我慢して長生きするか。

 ②それよりも数年寿命が短くなったとしても、食べたいものを食べる喜びを味わって生活する方が幸せではないか。

 この二者択一は、鋭く、かつリアルな選択問題ですね。

 私であれば、当然のことながら②の方を選択します。

 ただし、私の場合は、その「食べたいもの」については、血糖値を上げないことが求められますので、そのなかから選ぶことになります。

 若いころは、職場への通勤道路の傍にコンビニがありましたので、その帰りに、そこによって子供たちが好きそうなものを買うことができて、その便利さをありがたく思っていました。

食べてはいけないもの

 しかし、今では、そのコンビニにいっても、そこに並べられている商品のほとんどが、「食べてはいけないもの」ばかりですので、いつも、こう思うようになりました。

 「ここに並んでいるほとんどが、それを食べ続ければ病気になっていくものばかりではないか。

 日本人を弱体化しているものが、ここには溢れている。

 もうここには、食べたいもの、買いたいものがほとんどない!」

 かつては、都会に住む高齢者のみなさんにとって、コンビニは無くてはならない存在でした。

 やや値段は高いけど、すぐ近くにあって欲しいものを買える、それがコンビニでしたので、ありがたく思っていました。

 しかし、今では、すべての商品が高くなりすぎて、もはや買いたくても買えなくなってしまいました。

 ある高齢者が、JR中津駅の待合室で、こう話していました。

 「コンビニで一番安いサンドウィッチを230円で買ってきたよ。でも高かった。高い、高い、高い!」

 大きな声で、あたかも誰かに抗議するように、「高い!」を3回言い続けていたことを印象深く聞いたことがありました。

 今では、高齢者が、コンビニを便利でありがたいと感謝するのではなく、高くて買えないストアだと思うようになっているのです。

 さて、血圧やコレステロールが高くなると何が問題かというと、それは動脈硬化という病気になってしまうことであり、それによって心臓疾患になってしまいます。

 アメリカでは、肥満が多く、この心臓疾患の病気が一番多くなっていますので、その血圧やコレステロールの検診が必要になります。

 しかし、日本人の場合は、この心臓疾患はかなり少なく、一番多いのは「がん」です。

 がん予防において最も大切なことは、免疫力をアップさせておくことです。

 血圧やコレステロールを上げないために、食べたいものを食べずに節制して、挙句の果てには栄養不足になって免疫力を低下させ、がんを発病する、これでよいのでしょうか。

 それとも、食べたいものを食べて、しかし、暴飲暴食はせずに、しっかり免疫力を高めて、がん予防をする、この方が、日本人の高齢者には適合しているように思われます。

 ここで著者が強調されていることは、高齢者になると脳の老化が進むことです。

 上記のように、節制による栄養不足になると、セロトニンや男性ホルモンが減少し、それらが、うつ病になるリスクを高めるのだそうです。

 このうつ病が進行していくことは、認知症の予備軍になっていることなのです。

 結果的に、食べたいものを食べなくなると免疫力が低下し、がんも発病しやすくなりますので、より一層危険な道を選択していくことになります。

 こう考えますと、美味しくて食べたいものを、少量でよいから我慢せずに堂々と食べ、セロトニンや男性ホルモンの減少を防ぎ、脳の老化を防ぐとともに、がん予防にも徹する、これが一番よい高齢者の今日的選択といえそうです。

ゆたか

 幸いにも、ここ国東には、安くて美味しい海の幸、山の幸がいくつもあります。

 先日は、近くの里の駅に立ち寄った際に、新種の梨「ゆたか」が並んでいました。大きなジャンボサイズの「ゆたか」が、3個で1080円でした。

 帰ってから、早速、その味見をしましたが、みずみずしく、そして甘く、新高梨に負けない味でした。

 因みに、同じサイズの新高梨は、1個500円でしたので、この「ゆたか」の方が割安でした。

 この「ゆたか」を8袋買い込み、そのうちの7袋を沖縄の親戚のみなさんに送付しました。

 残った一袋は、美味しくて食べたい梨として、毎日少しずつ賞味しております。

 これから梨の季節本番となりますが、秋月、新高などが店頭に並んできますので、これも楽しみですね。

 これらを食べ過ぎないようにして、免疫力アップに役立てることにしましょう(つづく)。

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                  ゆたか(梨)