ダイエットをしてはいけない
和田医師は、「長生きしたければダイエットをしてはいけない」ことを強調されています。
近年、メタボ検診の重要性が示され、太ることが、何か良くないことだという風潮が生まれています。
これはアメリカの医療状況を、そのまま日本に持ち込んできたからであり、その傾向に関しても注意する必要があるとされています。
現代のアメリカにおいて最も高い死因は、虚血性心疾患であることから、動脈硬化を防ぐことに注意が払われ、そのために肥満の解消が強く指摘されています。
ハンバーガーやポテトフライが大好きなアメリカ国民ですので肥満になりやすく、おまけにコーラやビールも飲むのも大好きですから、動脈硬化による心疾患が多いこともよく頷けます。
アメリカに住んでいた時に、試しにハンバーガーを購入して食べたことがありましたが、私にとっては大変なボリュウムであり、それは日本で食べる量の3倍以上でした。
しかも、それは結構な値段でした。
しかし、日本人の死因のトップは「がん」であり、長生きをしている人は、ダイエットをしていない、むしろ少し太ったふっくらとした人だそうです。
反対に、高齢になって痩せてくる、あるいはダイエットのために痩せてきた人には、次のような問題が出てくると指摘されています。
①肌の張りがなくなり、つやも悪く、しわが目立つようになる。
②タンパク質不足によって老化が早まる。
➂免疫力の低下によって、がんなどの病気のリスクが高まる。
そして和田医師は、スリム体型は寿命を縮めることから、少々ぽっちゃり目をめざすのがよいと推奨されています。
これらは、長い間太りすぎてはいけないと思い続けてきた私にとっては、非常に意外なことでした。
つまり、美味しいものを少量でよいからしっかり食べて、タンパク質を補い、免疫力をアップさせる生活を行うことの大切さを改めて認識させられました。
そういえば、家内も「上質のタンパク質をしっかり摂った方がよい」といっていましたので、この和田医師の推奨する、その目標とかなり整合しますね。
そんなわけで、和田先生と家内の助言を参考にしながら、そして血糖値を上げすぎないように、上質の蛋白源を補給しながら、痩せるよりは、少しふっくらをめざすことにしました。
高齢者に生ったら、痩せるよりは、やや太っているほうがよい、こう思うことができるようになって気楽になりました。
また、最近の反省点としては、やや運動不足ですので、秋風のここちよさを味わいながら、周囲の散歩に出かけることもやってみたいことですね。
明日からは、そのここちよい秋の散歩を楽しむことにしましょう(つづく)。
コメント