未来は青年のもの (15)
最近は、朝目覚めた時に、「アレクサ」に、「今日の大谷は?」と尋ねることが日課になっています。
「今日の大谷選手は、3打数3安打、盗塁2です」
このような返事があり、少々驚きました。
すぐに飛び起きて、NHKBS1を視聴すると、7回の攻撃において大谷選手が打席に立っていました。
すでに、2盗塁を終えていましたので、この時点において48本塁打、51盗塁に達していました。
ーーー 残るは本塁打だけだ!今日は、どうか?
しかし、3打数3安打とは?
昨日までの打撃のことを考えると、意外な活躍でした。
なぜであろうか?
そう不思議におもっていると、解説者の田中賢介さんが、おもしろいことをいっていました。
それは、大谷選手の打撃フォームが前日までとは変わっているという指摘でした。
それによれば、大谷選手の右足が、より内側に寄り、身体の開きを修正したことが、3安打に結びついているという、鋭い指摘をなされていました。
その後、ビデオで、その足の位置と打撃法を観察してみましたが、たしかに、その通りでした。
50-50
そして、第4打席で49号、第5打席で待望の50号が放たれ、前人未到の大記録50-50が達成されました。
また、このホームランには「おまけ」があり、第6打席もライトスタンドに高々と打ち込むホームランとなりました。
ここで、相手球団のマーリンズの名将シューマッカー監督のすばらしい判断があったことも報じられています。
大谷選手に対して、若い投手に真っ向から挑ませたことでした。
大谷に打たれれば、自軍に不利にはなるが、野球にとっては不利にはならないという信念を貫いたからでした。
そして、監督としてではなく、ファンとして大谷の50-50を見たかったという名セリフを残されたそうでした。
試合後のインタビュー
大勢の報道陣の前で、大谷選手はインタビューを受け、50-50を達成した感想を尋ねられていました。
素直に、思っていることを、そのまま語たられ、「まず、チームが勝利したことを喜び、よかった」といいました。
また、50-50の達成については、早く達成したかった、なぜ、本日、それが一挙に可能になったのかについては、「よくわからない」と素直に答えていました。
そして、多くの偉大な記録を示してきた先輩たちへの感謝の気持ちを表明していました。
この大偉業を叶えたにもかかわらず、少しも奢らず、少しも高まらず、自然に回答する日本の若者の姿には、純粋透明さが滲み出ていました。
それにしても、40-40の時の満塁サヨナラホームランといい、今回の3連続ホームランといい、劇的で驚くような快挙をやってのける姿には、何か特別のものを抱いてしまいます。
おそらく、このようなことを「やりきる」ことには、かれの実力に関する人並外れた「重要な何か」があるのでしょう。
かれを育てたかつての恩師栗山監督は、51-51は単なる通過点であり、60-60を目指せといわれていました。
混迷と対立が止めどもなく激化しているアメリカ社会のなかで、アメリカ国民のみなさんは、この大谷の前人未到の活躍を目にして、ほっと安堵し、心から激励されたのではないでしょうか。
そして、きっと、あのドナルド・トランプも吃驚され、感激されたのではないでしょうか。
ここで思い出されるのが、フォーレスト・ガンプの映画であり、かれはホワイトハウスに招かれ、ニクソン大統領と会話をしていました。
もし、トランプさんが大統領になった時には、かれは、大谷選手をホワイトハウスに招待するかもしれませんね。
二人によって、どのような会話がなされるのか、それを聞いてみたいですね。
さてこれから残り9試合、次は60-60であり、かれから目を離すことはできませんね(つづく)。

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