不易流行と光マイクロバブル(4)

 前記事の続きです。
不朽の価値(2)

 本技術には、次の「変わらざる不朽の価値」が内在しています。

 ①光マイクロバブルは、この世のなかに存在しなかった新たな物質であり(自然界の特殊な一部には形成されていた以外には、広く存在していなかった)、それを大量に発生させることができる技術が創成された。

 また、この装置がある限り、どこでも、誰でも、そして未来においても、簡単に発生させることができ、その技術的に優れた活用が可能になる(以上前記事)。

 もう一つ、本技術の特徴、そして利点を加えておきましょう。

 それは、水と空気という、どこにでも大量にあって簡単に手に入り、しかも、その材料費がほとんど不要だったことです。

 ここに多くの人々が採用し、我が物にしようとする十分条件が存在しています。

富士山型の裾野形成

 ②水と空気を利用することに関する技術は、人類史が始まって以来、慣れ親しみ、その生活と産業において切に必要とされてきたことであり、その用途において、それこそ富士山の裾野のように広大な分野を有していた。

 すなわち、本技術は、地球規模において歴史的に蓄積され、洗練された技術のピラミット構造において、その最先端に位置し、そこで既存技術と新たな融合を為すことによって確固として定着し、着実に、そして予想以上に素敵に発展してきたのです。

 その発展の原動力は、いったい何であったのか?

 この究明が極めて重要なことでした。

 改めて、その根本理由を明察してみましょう。

 その第1は、主材料として用いられた空気と水が、この地球上に大量に存在し、そのオンサイトな利用を可能とし、しかも、それらが生物適応物質であったこと、そして、それを基礎にして製造された光マイクロバブルと光マイクロバブル水が優れた生物活性機能を有していたことでした。

 この機能の発揮は、時として、その初めての適用においては、みごとな成果を生み出し、その周囲の人々によって驚愕されることを常としていました。

 たとえば、初期には、広島カキ養殖改善においては、30年ぶりの1年物の「若ガキ」復活、460年ぶりの真ガキの夏出荷、北海道噴火湾のおけるホタテの急成長および耳吊り作業時におけるホタテの大量斃死の完全ゼロ化、三重県英虞湾の真珠養殖における真珠層の巻きの促進、貝柱の赤変病の解消などがありました。

 またその後も、医療における強皮病の完治、介護老人保健センターにおける50名の水虫患者全員の治癒とゼロ患者更新、さらには、痩せた土地の肥沃化による無農薬無肥料農業の確立などの「吃驚現象」も出現しています。

 しかし、この優れた機能性が、さまざまな分野で発揮されて小さくない成功を修めてきたにもかかわらず、これがたちどころに発展して、注目すべきイノベーションの発展には結びついてこなかった側面がありました。

 これは、なぜ、そうであったのか?

 ここにも、本技術にかんする重要な特徴が存在していました。

 次回は、その理由に深く分け入ることにしましょう(つづく)。

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               高砂百合(前庭)