報告(1)
第49回の「ナノプラネットゼミ」を下記の要領で開催しましたので、その概要を報告いたします。
日時:2024年8月28日(水)10:00~12:30
場所:大成研究所セミナー室(〒873-0432 大分県国東市武蔵町向陽台12-2)
主催:(株)ナノプラネット研究所、(株)ナノプラネット・大成研究所
<プログラム>
10:00~10:30 話題提供① 大成京子 「健康改善について」
10:30~11:00 話題提供② 木村大知 「光マイクロバブルフォームの実験結果」
11:00~11:20 話題提供➂ 大成水晶 「キャッシュレジスターの発明」
11:20~12:00 講演 大成博文 「界面活性作用と光マイクロバブル技術(1)」
12:00~13:00 総合討論・昼食
話題提供①
話題提供①では、岡本裕著『9割の病気は自分で治せる』の紹介がありました。
本著者は医師であり、その体験談を次のように印象深く述べています。
「私がいなくても治る人は治っていた。私がいても治らない人は治らなかった」
そして、病気を次の3つに分類しています。
カテゴリー1:医者がかかわってもかかわらなくても治る病気
患者の90~95%がかかっている病気、「喜劇の病気」といわれ、ヒロインの悲劇の病気にはなれない。
医者にとっては「おいしい患者」である。そして長く通ってくれて、さらにおいしくなる。
3時間待って2分で診察を行い、薬を処方するだけで終わる。
生活習慣病、糖尿病などが代表例、しかし、これらは自分で治すことができる病気である。
カテゴリー2:医者がいないと治療に至らない病気
癌などの各種手術が必要な病気であり、また、医師による精密検査によって判明し、治療を受ける病気である。
カテゴリー3:医者がかかわってもかかわらなくても治療に至らない病気
アルツハイマーなどの治療では治らないといわれている病気である。
そこで筆者は、上記のカテゴリー1における病気は、自分で治すことを基本にしたらよいと主張されています。
なにか調子が悪くなると、すぐに医者に行くのではなく、日ごろから自分で免疫アップを行って、自分自身をケアして、病気を跳ね返す心身を鍛えてほしいと主張されていますが、まさにその通りで、そのことをいやというほど噛みしめているこの頃です。
やはり、病気は自分で治す、この気持ちが大切ですね。
話題提供➂
話題提供②は、次回に報告することにして、ここでは話題提供➂について先に報告します。
ここでは、アメリカのオハイオ州でなされたキャッシュレジスターの発明にまつわる話が紹介されました。
酒場の経営者のジェームス・リティ(1836~1918)は、お金がレジにおいてちょろまかされることに悩んでいて、なにかそれを防ぐ方法はないかと考えていました。
ある日、かれは船に乗っていて、プロペラの回転数を記録する装置の実演を見学して、自分でキャッシュレジスターを発明してみようと決心しました。
かれにとって、客がせっかく支払ってくれた「お代」をごまかされることは到底許されることではなかったのです。
この正義観が、もともと機械工学を習っていたかれの心に火を点けたのです。
最初は、単に入金の総額を記録するものだけだったそうで、現金を入れる箱の部分もありませんでした。
レジを行うもののなかには、したたかなものもいて、それでも、何とか隠れてちょろまかそうとしたので、さらにそれを上回る改良を行い、逐一の記録をロール紙に記すこともできるようになったそうです。
そして、このレジスターが評判になったことからり、自分で市販したそうです。
リティが発明したキャッシュレジスター(日本NCRコマース株式会社HPより引用)
発明は必要の母といいますが、このリティの発明は、さぞかしエジソン(1847~1931)にも喜ばれたことでしょう。
これは、エジソン3原則(勤勉、粘り、常識)に適合していますね。
次回は、話題提供②と講演について報告しましょう(つづく)。
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