梅雨が明けて

 梅雨が明けて、今年も本格的な夏がやってきました。

 みなさまにおかれましては、猛暑に負けないように、元気にお過ごしください。

 この7月の終わりを迎えて、今年は例年のように西日本地区の豪雨災害がないのかなと思っていたところ、その豪雨をもたらす線状降雨帯が北上して発生し、山形、秋田の両県において十数か所の河川氾濫を引き起こすという大災害がもたらされました。

 まずは、被災を受けられた方々に深くお見舞い申し上げます。

 このように最上川を始めとして多数の河川氾濫が起きて激甚水害が発生したことは、小さくない問題が存在しています。

 被災された方々のご意見によれば、60数年生きてきたが、このような災害は初めてのことだ、命が一番大切なので、すぐに何も持たずに避難した、蔵が流されたなど、大変な被害を受けた様子が示されています。

 同時に、多数の大中小河川において堤防が決壊し、洪水氾濫が起きたことに関しては、これまでの東北地方における河川行政を根本的に見直す必要があることを明らかにしました。

 これからは、西日本地区で毎年のように起こってきた豪雨災害と同様に、東北地方においても頻繁に大災害が起こる可能性があることをしっかり想定しての新たな対策の立案と実施が必要になるでしょう。

 さて、月末を迎え、今月も本ブログのガイダンスをしておきましょう

       「老いの覚悟と生き方Ⅱ(5650回記念)」

 今回は、少し早かったのですが、いわゆる前倒しというやつで、5650回記念の執筆を開始することにしました。

 その契機は、精神科医のプロともいうべき和田秀樹さんのネット番組と著書を拝読し、その主張に共感したことにありました。

 これらには、何よりもわが国の高齢者における医療実態が克明に示されており、それらが、これからの生き方に非常に有益ではないかと判断しました。

 人生100年時代を迎えて、かれが重要な指摘を行っていたことは、健康寿命と平均寿命の問題でした。

 前者は、健康を維持できている年齢のことであり、男性の場合は71歳だといわれています。

 それを過ぎると、何らかの病気を持って暮らし、その多くが「うつ病」だというのです。

 そしてさらに歳を重ねて平均寿命81歳(男性の場合)を前後して「認知症」が増えてくるのだそうです。

 そして、この平均寿命を過ぎて亡くなった高齢者の方々を調べてみると、その8割前後が「認知症」を患っていたという結果が明らかにされています。

 このことを考慮すると、70歳を過ぎると、いかに「うつ病」と「認知症」と対応していくのか、それを発病しても、どう受け入れ、克服していくのかが非常に重要な課題になります。

 作家の森村誠一さんも、この2つの病気と闘い、それらを克服していった詳細を語られています。

 また、上述の和田秀樹さんは、この2つの問題をいかに受容し、乗り越えていくかの問題において、70歳代の生き方が、その分かれ道になることを強調されています。

 こう考えると、私は、その真っただ中にいますので、この分かれ道をどう選択し、どう歩むかが真摯に問われているように思われます。

 まずは、和田秀樹さんの名著『70歳が老化の分かれ道』から読み進めて勉強していくことにしましょう。

「光マイクロバブル・イノベーション(4850回記念)」

 前々回の記事において、光マイクロバブル発生装置の改良が、第二期に入ってきたことを解説しました。

 その第一期における開発の特徴は、13もの改良に次ぐ改良を重ねたことでした。

 これによって得られた成果は、次の通りでした。

 ①世界12か国の特許を取得し、当時としては最高水準のOHR曝気装置の問題点を究明し、より優れた性能を有するW型装置を開発することができた。

 ②このW型装置を組み込んだ排水処理装置の設計製作が可能となり、実用化プラントが製造された。

 しかし、次の問題点が残り、その克服のために、第二期としての独自の探究が始まった。

 ①微細気泡の発生は、そのピークは87㎛であったが、それよりもより微細なマイクロバブルを発生させることができなかった。

 ②その発生量が圧倒的に少なく、大半は、マクロな気泡であった。

 ➂この2つの問題を解決するには、新たな発生メカニズムを探究する必要があり、その方途をよく理解していなかった。

 これらの問題を科学的に探究していくことが、第二期における最重要課題となりました。

 最近は、本ブログの愛読者の一人であるMさんのおもしろい有益なコメントをいただいていますので、それらを含めて、よりおもしろく、より深く探究していくことをめざします(つづく)。

tiritubaki
散り椿