報告(2)
 
 第47回の「ナノプラネットゼミ」が下記のように開催されましたので、報告いたします。

 日時:2024年6月13日(木)10:00~12:30
 
 場所:大成研究所セミナー室(〒873-0432 大分県国東市武蔵町向陽台12-2)

 主催:(株)ナノプラネット研究所、(株)ナノプラネット・大成研究所

 <プログラム>
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 11:00~12:00 講演 大成博文 「光マイクロバブル・イノベーションについて」

 12:00~12:30 総合討論 
 
 講演①では、当初に予定していた「海水光マイクロバブルについて」を変更して、その内容の背景となる「光マイクロバブル・イノベーション」についての解説がなされました。

 まず、講演の最初に、次の3つの命題が示されました。

 ①イノベーションとは何か?

 ②光マイクロバブルとは何か?

 ③光マイクロバブル・イノベーションは可能か?

 この①については、マッド・リドレーによるイノベーションに関する、次の定義が示されました。
 
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 ここでは、非常に重要なキー・ワードが太字で示されています。

 1)ありえないもの

 2)つくられたものが広がる

 3)新たな方法を見つける

 イノベーションは、エネルギーを利用して「ありえないもの」をつくることから始まるというのです。

 この世に存在しないもの、それは、それまでに「ありえないもの」であり、それを創造することなのです。

 たとえば、マイクロバブルあるいは光マイクロバブルは、この世になかに存在していませんでした。

 そのことを次のスライドでより詳しく解説しました。

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 そのことを次のスライドでより詳しく解説しました。

 マイクロバブル(光マイクロバブル)は、この地球上の自然界において形成されていたのかどうか、そのことを改めて考えてみました。

 1)海岸
 マイクロバブルは、この世に存在するのかについて、この研究を始めたころに、いろいろと調べてみました。

 そのなかに、たしかアメリカの研究者が、海岸において微細気泡の計測を行った事例がありました。

 それによれば、海岸の波打ち際において、最も最小の気泡は70マイクロメートル(㎛、0.07㎜)でした。

 しかし、その数は少なく、それよりも大きな気泡が大半でした。

 海に関しては、次の2つのおもしろい話を聞いたことがあります。

ウニ名人

 そのひとつは、岩手県大船渡の漁師Sさんで、「ウニ獲り名人」がいっていたことでした。

 かれに、ウニ獲りで一番大切なことは何ですか?と尋ねたことがありました。

 かれは、即座に「目です」と答えられました。

 目がよくないと、海底のウニを見つけることができなかったからでした。

 そのウニを長い竿の先端についた網ですくっていくのです。

 かれは、名人でしたので、ウニが最も生存している海域をよく知っていました。

 そこには崖があり、それに向かって潮の流れが衝突している処であり、その潮の衝突海域は真っ白い微細気泡が充満していたそうです。

 漁師にとっては、そこは非常に危険な海域であり、命がけでウニ獲りをしていたのです。

 崖に向かって、早い潮流がぶっつかることでマイクロバブルが発生したとのだそうで、その特殊な場所において高品質のウニが育てられていたのです。

 あるとき、このSさんから、この最高水準のウニが送られてきたことがありました。

 それは、ウニ祭りにおいて光マイクロバブル装置が活躍したからでした。

 それは、小舟のなかに海水をいれ、そこにウニを入れて祭りにきた方々に食べていただいていたそうですが、そのウニは一日しか持たず、すぐに死んでしまっていました。

 ところが、そこで光マイクロバブルを発生すると、そのウニが死なずに生きていて、祭りに来られた方々が、生きたウニを召し上がって大喜びされたからでした。 

エビの大群
 
 もう一人は、NHKの有名カメラマンでしたHKさんでした。

 これも非常におもしろい話でしたので、次回においてやや詳しく紹介しましょう(つづく)。

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紫陽花(前庭)