50回記念

 50回目の記念の日がやってきました。

 このシリーズ名は、葛飾北斎の富士山の絵画において命名されていた「凱風快晴」に因みました。

 「凱風」とは南風のことです。

 おそらく、晴れた日に富士山に向かって「凱風」が寄せていたのでしょう。

 沖縄では、南風を「はえ」と呼んでいます。

 南から温かい風が吹いてくると、季節は変わり目を迎え、その「ここちよさ」を愛でているのではないでしょうか。

 ここ国東では梅雨を迎えて、万華鏡(紫陽花)の青が美しい頃となりました。

 毎年、玄関わきの小庭に、この花が咲いて心を和ませてくれます。

 最初は、乳白色から、そして、そこに淡い青が出てきて、万華鏡のように変化を遂げていきます。

 雨上がり 青麗しく 万華鏡
 
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万華鏡(前庭)
 (つづく)。