骨密度の計測結果
骨密度の計測の前に、身長と体重の計測も行われました。
その結果は、166㎝と65㎏でした。若い頃に比べると身長で約2㎝、体重で数十㎏減少していました。
これらの数値からも明らかなように、後期高齢者になって、身体もそれらしくなってきました。
骨密度の計測を行っていた担当技師は「年を取ると身長も減りますよ!」と仰られていました。
さて、骨密度は、腰椎骨密度と大腿骨密度の2カ所で行われました。
その結果が封筒に入れられて渡されました。それを担当の先生の診断の際に渡してくださいと頼まれました。
封はされていませんでしたので、事前に、その骨密度の結果を見ることができました。
その結果は、私の予想を超えていましたので、正直驚きました。
担当の内科のG先生も「まったく問題がありません」ということで、前回の診断の際にいわれていたカルシウムのわずかな増量問題、すなわち癌化の心配は解消されました。
また、続いて、整形外科のK先生にも診断を受けた際にも、このことが小さくない話題になりました。
先生は、その結果から、私の骨密度年齢は、40歳以下だといわれて驚いていました。
しかし、もう一度、その計測結果をよく見なおしてみると、30歳前後の骨密度年齢だといっても良さそうな数値でした。
その具体的な計測結果を示しておきましょう。
1)腰椎骨密度:1.592g/㎠
この値は、若い人と比較すると134%、すなわち1.34倍、同年代の人と比較すると157%、すなわち1.54倍に相当します。
因みに骨粗鬆症は、若い人の骨密度の70%未満とされていますので、私の場合は、骨粗鬆症になる骨密度の約1.91倍の値を有していたことになります。
2)大腿骨密度:1.104g/㎠
この値は、若い人と比較すると117%、すなわち1.17倍、同年代の人と比較すると142%、すなわち1.42倍に相当します。
この値は、若い人と比較すると117%、すなわち1.17倍、同年代の人と比較すると142%、すなわち1.42倍に相当します。
いずれの値もきわめて良好でしたので、なぜこのようになったのか、その議論も行われました。
まずは、その分析書に書かれていた「骨を強くするには」に書かれていた4項目を紹介しておきましょう。
1)食生活に注意:食事にカリシウムが豊富な食品を摂りましょう。
2)目標摂取量:成人に必要なカルシウムの量は一日600㎎です。
3)適度の運動:運動をしないと骨はもろくなります。
4)日光浴:日光に当たると私たちの体内でビタミンDが合成されます。このビタミンは腸でカルシウム吸収を促進する働きがあります。1日に15分程度、日光に当たるように心がけましょう。
4項目の心当たり
先生方からは、よく運動されていますね。
運動すると筋肉が鍛えられ、血行もよくなって骨密度の老化を防ぐことができますという主旨の話がありました。
しかし、よく振り返ってみると、私は、比較的よく運動しているわけではありませんでした。
ほぼ毎日、緑砦館においてアグリ作業はしているものの、散歩には行かず、寝る前にベットの上で2、3日に一回程度、リハビリ体操をするぐらいでした。
そこで改めて、上記の4項目について、骨を強くしてきた理由を問い直してみることにしました。
1)については、カルシウム補給のサプリメントを飲んでおらず、時々、別府湾で獲れたシラスをいただいているていどであり、特別のカルシウム補給をしていませんでした。
したがって、2)に示されるようなカルシウムの摂取は行っていません。
また、適度な運動を毎日行っている方ではなく、どちらかといえば運動が不足する生活をしていました。
そのなかで、机についてキーボードを打つ作業を重ねていると足がややむくんでしまうという症状が発生することがありました。
それゆえ、3)も不実行であると認識していました。
4)についても、日光浴を意識的にしたことはなく、不熱心でした。
にもかかわらず、なぜこのように、若い人の骨密度をかなり上回るようになっていたのか?
もしかしたら、何か、重要なことが隠されているのではないか?
こう思うようになり、改めて、過去の出来事をお浚いしてみることにしました。
そしたら、ある一つの出来事を想いだしました。
次回は、そのことについて、よりふかく分け入っていくことにしましょう。
(つづく)。
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