MO野菜(2)パパイヤ
これまで、「MOさん」と「MO野菜」として紹介してきた方と野菜については、国東市の農家「森夏樹」さんであり、かれが育てた無農薬無肥料で栽培している光マイクロバブル土耕栽培のことでした。
かれのことやMO野菜について詳しく知りたい方は、森さん自身によるフェイスブック(FB)がありますので、それらを参照されてください。
本日は、MOさんが届けてくださった野菜ボックスには、次の野菜などがありました。
1)MOネギ 1㎏(未来型農業の探究(5350回記念(1)で一部報告)
2)パパイヤ 3個(本日報告)
3)サツマイモ 6個(未来型農業の探究(5350回記念(2)で一部報告)
4)菜っ葉 14本
5)ラデッシュ 4個
6)放し飼い鶏卵 8個
7)キュウリ 4本
本日は、この2)について報告しましょう。
まず、MOパパイヤの写真を示します。
若々しいパパイヤの実です。
直径は10㎝以上、長さも15㎝以上ありました。
このパパイヤは、沖縄のスーパーの店頭で見かけたことがありますが、それと比較すると、より青く、より硬く、しっかりとした実になっています。
「これは、見たことがないパパイヤだ! どう料理して食べるのがよいか?」
家内に尋ねてみると、次のような返事がありました。
「一番は、薄切りにして炒めて食べるのがよいと思います」
「生でいただくのは、どうですか?」
「薄くスライスして、生のままでいただくのもよいですよ!
沖縄では、生のパパイヤを薄切りしてサラダのなかに入れて食べる料理もありますよ」
「他には、何か良い食べ方はありますか?」
「糠漬けもよいのではないですか?」
「そうだね、それもいいね!」
結局、この3つを試してみることになりました。
最初のMOパパイヤ炒めが食卓に上がってきました。
早速、ワクワクしながら、初めての味覚に遭遇することにしました。
ーーー この食感は、ハヤトウリによく似ているけど、何か違うようで、これまでに味わったことがないもののようだ!
ハヤトウリよりは、やや硬く感じ、しっかりした味であり、真に未経験の新しい味でした。
「これは、なかなか行けるねぇー、何だか新しい味だよ!」
パパイヤを炒める際に、オリーブオイルを用いたこと、味付けに甘い醤油を少し加えたことで、香りがよく、味にも上品さが加わっていました。
「これは新しい味だね!」
この未知の味を探ろうと、一口、一口と箸が進みました。
ワインともよく合う味であり、「また、いただきたい」という気持ちになりました。
次は、薄切りされた生のパパイヤを賞味しました。
見るからに硬そうな外見でしたが、それを口に入れてみると、コシ、コシしていて、食感は悪くありませんでした。
また、噛むほどに味も染み出してきました。
しかし、これも私にとっては「新たな味」でしたので、これを、より一層美味しく食べるかについては、今後の課題として試してみることになりました。
驚いたことに、この生パパイヤは、ほとんど灰汁や渋み、嫌味がありませんでした。
スライス後の静置時間、塩加減やどのようなドレッシングを利用するかについて、いろいろ検討してみようと思います。
3つ目は、自家製の糠漬けでした。
我が家には、精米機がありますので、玄米状態で購入した米を白米にする際に、自動的に糠が生成されます。
それを利用して、家内が即席の糠漬けを作っています。
この糠のなかに、スライスされたパパイヤを入れて、その糠漬けができました。
これによって、パパイヤがより柔らかくなり、その食感は、上記の炒めたものとよく似ていました。
しかし、味は、糠の発酵によって糠漬け特有の味になっていましたので、これも珍しい味に変わっていて、好きな味でした。
これも、なかなかよいワインの「つまみ」になり、気に入りました。
MOパパイヤの特徴
以上のように、MOパパイヤは、十分に食卓に上る価値のある品質を有していましたが、その料理方法については、これからかなりの探究が必要ではないかと思いました。
初回のパパイヤは、若々しいものでしたので、残りの2つは、しばらく冷蔵庫の中で寝かせて、より熟した状態で料理を試してみようと思います。
沖縄では、この熟成が進んで黄色を帯びた状態でよく食べられているそうなので、その状態になったパパイヤの食感と味を試してみることもよいですね。
さて昨年、MOさんのハウスを訪ねたときに、このパパイヤの木を見ることができました。
その特徴は、その木の太さが約25㎝にもなっていたことにあり、しかも、それが、短期間に成長したと聞かされ、吃驚しました。
その時は、パパイヤの実の旬を過ぎていましたので、これはいつか賞味してみたいと思っていましたので、今回、それが叶うことになりました。
無農薬、無肥料の光マイクロバブル土耕栽培において、このような立派なパパイヤが、しかも南方の沖縄ではなく、この国東で育っていることには、驚きを隠すことができません。
おそらく、国東のハウス環境とMOさんが丹念に作った土、そして光マイクロバブル水が、この驚くべき成長に寄与したのであろうと推察できますが、ここには、未来型農業の片鱗とヒントが潜んでいるように思われます。
まずは、一つ目のMOパパイヤの試食においては、かなりの手ごたえを覚えましたので、その料理法を研究し、さらなる味の探究をめざすことにしましょう(つづく)。
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