MO野菜(1)サツマイモ
これまで、「MOさん」と「MO野菜」として紹介してきた方と野菜については、国東市の農家「森夏樹」さんであり、かれが、無農薬無肥料で栽培している光マイクロバブル土耕栽培のことを「MO野菜」と呼んできました。
かれのことやMO野菜について詳しく知りたい方は、森さん自身によるフェイスブック(FB)がありますので、それらを参照されてください。
先日、MOさんが届けてくださった野菜ボックスには、次の野菜などがありました。
1)MOネギ 1㎏
2)パパイヤ 3個
3)サツマイモ 6個
4)菜っ葉 14本
5)ラデッシュ 4個
6)放し飼い鶏卵 8個
7)キュウリ 4本
本日は、この3)について報告しましょう。
まず、MOサツマイモの写真を示します。
直径5㎝前後、長さ20㎝以上のサツマイモです。
触ってみると硬くて、しっかりしていた作りでした。
「Moさんの、無農薬、無肥料の光マイクロバブル土耕栽培のサツマイモ、どんな味なのか?試してみたいですね!」
「そうですね。最初は蒸かしてみましょうか?」
「それがいいね。今日中にできますか?」
「もちろん、できますよ!」
家内と、このような会話をした後に、ふかふか、あつあつのMOサツマイモが、でき上ってきました。
ワクワクしながら、そのホクホクのサツマイモを一切れ、口に運びました。
ーーー これは、今まで経験したことがない食感だ!これはなんであろうか?
この未経験の味をより確かめたくなって、二切れ目を試食してみました。
ーーー この上品で爽やかな味は、なんであろうか?
思わず、三切れ目、四切れ目と食が進みました。
一切れ食べて、すぐに次を食べたくなる、これが最高水準の食物である第一条件ですが、このサツマイモは、その条件をすでに満たしていました。
ーーー 噛むほどに、さわやかな甘さが出てきて、それを味わっているうちに、軽くうま味が伝わってきて、口のなかで、すっと消えていく、これが、このイモの特徴だ!
「ほっこりした、上品で、ここちよく軽い旨さ」、これが、MOサツマイモの重要な特徴であることが明らかになってきました。
ーーー この旨さは、蒸かしイモだけでなく、さまざまなスイーツにも使えそうだ!
こう考えながら、MOサツマイモは、どんどんと私の口の中に放り込まれていきました。
「止められない、止まらない」というお菓子の宣伝がありましたが、その通りのことが起こり続けました。
これまで、サツマイモのついては、さまざまな研究をしてきました。
甘 太
大分に帰ってから、東京の友人でもとNHKのカメラマンのKさんが、「甘太」という飛び切りおいしいサツマイモがあることを教えてくださいました。
これを調べてみると、「甘太」は、臼杵地区の特産品であり、「紅はるか」という品種のサツマイモを収穫後に45日間、15℃の環境下で静置して、甘さを引き出す工夫をなさっているサツマイモであることが判明しました。
この「紅はるか」は、地元のスーパーの店頭にも並べられていますので、それを買ってきては、甘太級の甘さ、おいしさに、どうやって近づいていくのかという、おもしろい研究を行いました。
この研究の成果を、上述のKさんに報告すると、かれは、さらにもおもしろがって、それを契機にして自分でも、いろいろな研究をやリたいといいだして、互いに盛り上がったことがありました。
そして、私たちが到達した結論は、45日の保管は必要なく、それに近い状態を数日で可能になるというものでした。
今回のMOサツマイモは、紅はるかの味とやや異なっているようなので、別の種類のサツマイモかもしれませんね。
それにしても、最高水準の紅はるかと比較しても劣らぬ、あるいはそれ以上かもしれない味にめぐりあうことができて、その幸福感に浸ることができました。
未来型サツマイモとは?
MOさんが、無農薬、無肥料の光マイクロバブル土耕栽培によって実際に育てた農作物を観察し、賞味して、そこに潜んでいる未来型農業のヒントを得る、これが、本記念シリーズにおける最初の課題です。
そのために、まずは、蒸かされたMOサツマイモの断面の写真を示しておきましょう。
皮が薄く、しっかりと組織が蜜の状態で、でき上っています。
内部は、二層に別れ、色の濃い周辺部と黄色みがある中央部に分かれています。
そこで、これらの観察と試食の結果を踏まえ、未来型MOサツマイモとは何か、その必要条件を次回において、より詳しく探究していきたいと思います(つづく)。
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