やや大きめの生シラス
  
 本日、お隣のMさんが、新鮮な生シラスを持ってきてくださいました。

 やや大きめのものでしたので、まずは、それを生のままで味見しました。

 獲れたてならではの味で、感激するほどのものでした。

 生シラスに、カボスと醤油をかけて、より美味しくいただきました。

 「これは旨い、最高水準の味だね。少しも苦みや嫌味がなく、うま味がすごい。これは「なかなか口にすることができない逸品だよ!」

 「そうですか、どう料理しましょうか?」

 「最初に、そのまま生で食べるのを少し確保してください。それから、半分は天ぷらで揚げ、残りは冷凍保存にしておくとありがたいね」

 「それは、よいアイデアですね。そうしましょう」

 生シラスを感激しながら試食した後に、Mさんに電話でお礼を述べておきました。

 先日のイトヨリに続いて、今度は生シラス、めったに口にできない新鮮な魚介物をいただき、人生の楽しさを覚えました。

 そして次に、からっと揚げられた生シラスが出てきました。

 先ほどのうま味に、天ぷら特有の香ばしさが加わり、さらに甘味も増していました。

 「これは絶品の味だよ!こんなに美味しいものは滅多に食べられない!」

 スロベニア産の赤ワインとの相性も良く、さらに、その味が引き出されていました。

 「天ぷらは、生シラスだけでなく、サツマイモやカボチャも揚げましょうか?」

 「そうだね。ついでにMOネギもよろしくお願いします」

 こんどは、MOネギと生シラスをかき揚げ風に混ぜた天ぷらが出てきました。

 MOネギの甘さと生シラスのうま味が、それぞれの個性として保たれながら、噛むほどに、それらの味がミックスされて、何ともいえない美味しさを醸し出していました。

 カボチャとイモの、ある意味で単純な味が、引き立て役を演じ、より一層の美味しさを覚えました。

 「もうお腹が一杯になったよ、残った天ぷらは、夕食でいただくことにしよう。この2切れを天丼風にして食べてみようか?」

 「それは、いいですね!」

 「生で、熱々の天ぷらで、おまけとしてシラス天丼に、これは豪勢ですね!」

 「この次は、釜揚げ風にしてオリーブオイルで召し上がるのはどうですか?」

 「それも、素晴らしいアイデアだね!この歳になって、こんなに美味しいものに出会うなんて、さすが、国東の海の幸だよ!」

 「そうですね。ここに来なければ、出会うことができなかった味ですね!」

 家内と共に、話が弾みました。

 いつもは半グラスしか飲まないワインですが、三様の生シラスの味と話で、もう一杯、お代わりを行いました。

 国東の海の幸は、みごとでした。

 Mさんに、感謝、感謝でした(つづく)。

sira-1
お裾分けの生シラス

tennpura-1
生シラスとMOネギの天ぷら