別府湾のチリメン
大分県佐賀関で獲れる「関アジ」、「関サバ」は、全国的によく知られているブランド商品です。
この佐賀関付近において、対岸の佐田岬半島とはわずかに15㎞離れていて、そこが狭窄部になっていることから、豊後水道を北上した黒潮の一部が流れを速めるところです。
また、この狭窄部前後において起伏の激しい3次元の海底地形によって、その潮の流れが上下左右に拡散されて絶好のプランクトンの発生場所になり、それに魚たちがよってくるという優れた漁場になっています。
そして、この狭窄部を乱れながら通過した潮が、西側に折れて別府湾に流れ込んでいきます。
その反作用で、別府湾の海水は国東沖に流れ、そして国東沖の海水が別府湾に向かって流れるという流体運動になっています。
そのため、別府湾を回流する潮の流れは、外海との海水交換率が高く新鮮で停滞することがありません。
さらに、その流れが西側に曲がって別府湾に入っていきますので、その際に、国東半島の森で涵養された栄養成分が、共に一緒になって別府湾に侵入してくるのです。
こうして、別府湾と国東沖の海が、今尚、絶好の漁場となっています。
とくに、素晴らしいのが「チリメン(シラスのことを、地元では、こういう。あるいはチリメンジャコともいう)」であり、お隣のMさんの親戚が別府湾で漁師をなさていることから、時々生のチリメンをいただくことがありました。
しかし、その多くは、そのまま天ぷらにしていただいていましたので、それを釜揚げして湯がいて食べることはしていませんでした。
ところが、先日、べ二シア・スタンリー・スミスさんの「猫のしっぽカエルの手」の番組がBSで再放送されていて、彼女が選んだ特別の食べ物の2つのうちの1つが、シラス丼にオリーブオイルをかけていただく料理でした。
シラス丼のことは、馴染みも深く、本場の湘南沖のものもいただいたことがありましたが、それのオリーブオイルをかけて食べる方法は知りませんでした。
そこで、今回は、別府湾のチリメン(シラス)丼を第52回として取り上げることにしました。
以下は、これまでに試みてきたテーマです。
1)睡眠時間の確保、2)ストレス解消、3)快眠枕、4)ほうじ茶に自然塩、5)純ココア、6)リンゴ、7)ベッドマット(「エアーウィーブ」)、8)小ネギ、9)ヤマロクの醤油、 10)ブルーベリーとブルガリアヨーグルト、11)アカメガシワ、 12)天仁茗茶「春之茶」、 13) Barilla(パスタ)、 14)糖減茶、 15)シークヮーサー、
16)ルイボスキングティー、 17)煮大根、 18)サンテア―ジュOX、 19)どんこ、 20) マンジェリコン、21)沖縄産ニンニク、
22)ゴーヤの浅漬け、 23)生ソバ、 24)根昆布粉末茶、
25)プーアール茶、26)玄米飯、27)チョコレート、28)玄米セロリ粥、29)ヌワラエリア紅茶、30)柚子茶、31)丹波の黒豆、32)デコポン、33)日月潭紅玉紅茶、34)半熟ゆで卵、35)まこも茶、36)フレンチロール、37)木曽紅「さわら飯切」、38)パニーニ、39)半熟ロマン、40)抹茶ミルク、41)新米、42)シャインマスカット、43)豊の香梅、44)早生の小ミカン、45)新高(梨)、46)柚子胡椒、47)柚子みつ、48)梅湯、49)柚子湯、50)本枯れ節、51)レッグウォーマー
52)チリメン丼
家内が、生協で食品を定期的に注文していますので、そのなかに別府湾のチリメン(湯がいたものと乾燥したもの)がありましたので、早速、その両方を取り寄せていただきました。
この時期のチリメンは、まだ小さく、それを湯がいたものは、非常に柔らかい舌ざわりで、それだけでもおいしいものでした。
また、オリーブオイルについては家内の拘りがあり、わが家では、アンダルシア産有機オリーブ100%の「VILLA BLANCA」を使用しています。
早速、熱々のご飯の上に、釜揚げされたチリメンを載せて、そこにオリーブオイルをかけてやや混ぜてみました。
ワクワクしながら、それを頬張りました。
途端に素敵なオリーブオイルの香りが広がりました。
その香りが混じった光マイクロバブル米とやや塩気があるチリメンとが混ざり合って、非常に上品な味になっていました。
上述の番組においては、そのシラス丼を食べる際に、ベニシアさんが、オリーブオイルをもっと多くかけるように催促していましたが、その気持ちが解りました。
オリーブオイルが、米とチリメンのコンビネーションをより滑らかにし、上品な味に仕上げる効果を示していたからでした。
「これは、いけますね。病みつきになりそうだ!」
オイルを添えるだけで、こんなに味が上品になるのかと、少々驚きました。
別府湾のチリメン丼、「極上のモノ」ですね。
こうおもって、生協において、その釜揚げチリメンを3パック注文しておきました(つづく)。
コメント