一段落

 昨日は、午後から夜、そして朝の3時40分まで、ずっと文書作りをして、ようやくほぼ完成の域に達しました。

 その後、すぐに風呂に入りました(深夜だったので、光マイクロバブルの発生は無しにして)。

 ほっと安堵して、例によって、読みかけの葉室麟著『天の光』を持ち込んで微温湯に浸かりながら読み始めました。

 しかし、さすがに、ぶっ通しで仕事をしてきたからか、まもなく、欠伸が出てきて眠くなってしまいました。

 心は緩んでも、眠気には勝てそうにない、とおもって、すぐに出浴し、就寝しました。

 かなり疲れを感じていましたので、いつもの就寝前の体操も控えめに済ませて寝入りました。

 起床は7時40分、約3時間の睡眠時間でしたが、意外にも身体は、あまり重くありませんでした。

   すぐに、光マイクロバブルの湯に直行、昨夜の疲労を軽減させるためで、それを身体が切に望んでいまっした。

 久しぶりの朝風呂でしたので、窓から差し込んできた陽光がまぶしく、入ってくる風をここちよく感じました。

 それでは、今月も末日を迎え、ガイダンスを行うことにしましょう。

「ウルトラ・パラダイムシフト2022(4700回記念)」

 アメリカのFRB(実質の中央銀行)による急激な値上げが続いています。

 その利上げ率は、3回連続で0.75%アップとなり、これによって、急速に進んでいるインフレーションに歯止めをかけようとしている、いわば「断固とした措置」のようでした。

 この措置の影響が世界的に拡散し、ゼロ金利政策からの離反が進んでいます。

 その結果、世界中でドル不足が起きていて、それが「ドル高」として現れているようです。

 あれだけのゼロ金利政策でドルを溢れさせたにもかかわらずドル高が続いていることは、真にふしぎな現象といえるのではないでしょうか。

 このなかで、日本政府は約3兆円を支出させて「円買い」という「介入」を行いました。

 保有していたドルを売って円を買う、これが介入の実体であり、それはドル不足を補うアメリカの要請であったという話がネット上で紹介されています。

 この介入は、日本だけが単独で行ったことから、その効果はわずかであり、すでに、その円安傾向は1ドル144.5円にまで戻っています。

 おそらく、年内には1ドル150円に向かい、さらに160円台にも達するという予想も出ていて、気の遠くなるような深刻な事態へと進んでいるのではないでしょうか。

 強欲な新自由主義に満たされた資本主義は、借金さえ商品に仕立て、さらに、それでは飽き足らずに、幾重にも利潤を積み増して、いわゆるビバレッジをかけて、とんでもない金儲けをしようとしてしてきました。

 今や、その終着先が見えたきたようで、これからもっとリアルに、その破綻の様子が明らかになっていくでしょう。

 引き続き、このパラダイムシフトを観察していくことにしましょう。

 「老いの覚悟と生き方(4850回記念)」
 
 「老い」についての、小気味よい森村エッセイを楽しく読み進めています。

 そのなかで、かれが松尾芭蕉が歩んだ「奥の細道」を自分で紀行するという、おもしろい企画に出会うことができました。

 それらが、次のようにまとめられています。

 ①『芭蕉の杖跡』おくの細道新紀行 角川マガジンズ

 ②DVD『森村誠一 謎の奥の細道をたどる』 角川書店

 周知のように、芭蕉は、旅のなかにこそ人生の真実があると考え、最後の旅として「奥の細道」紀行に出ていきました。

 これこそ芭蕉の「老いの覚悟」であり、その芭蕉の気持ちになって、そこを森村誠一が歩き、推理作家としての「謎解き」を行うというおもしろい趣向でしたので、そのDVD5巻セットをすぐに購入しました。

 この紀行とDVD製作は、2010年から11年にかけて行われていますので、その後に、3.11の東日本大震災が起こりました。

 すなわち、芭蕉における最後の旅の細道を森村自身が体験して、芭蕉の老いの覚悟に通じる晩年の「覚悟」に分け入ろうとしていたのです。

 そして、3.11が起こり、それを目のあたりにして、かれは、さらに老いとしての覚悟を決めたのでした。

 その奥の細道に出かけたのは、森村が75~76歳であり、いわゆる後期高齢者に足を踏み入れたときでした。

 私も、それに近い年齢になってきましたので、この奥の細道における「謎解き」を参考にしながら、「老いの覚悟と生き方」をより真摯に探究していきたいとおもいます。

 「須らく雫の石を穿つ如く(4900回記念)」

 高野長英から学んだ学問を研鑽ししていく手法、そして究めていこうとする意志が、この言葉に象徴的に示されています。

 この言葉は、長英が宇和島藩に逃れて軍事の洋書を翻訳する際に、同時に開校した塾の学則の第一条に示されていいます。

 また、『評伝高野長英』の執筆者である大哲学者の鶴見俊輔は、この学則を長英における一番の文書だと評価していますので、おそらく鶴見も、この第一条が相当に気に入っていたのではないかと想像しています。

 これを、そしてその思想を、私なりに、どう受容していくのか、そして可能であれば、どう発展させていくのか、そのことに分け入り、七転八倒しながらも考究していくことが、これを執筆していく課題ではないかとおもっています。

 長英のように、どこまでも人は学問の研鑽を遂げていくには、どうすればよいのか、その意味をふかく考えていきたいとおもいます。

 また、この評伝においては、詳しい考究がなされていなかった渡辺崋山についても、よい文献が見つかりましたので、その言葉に照らして考えてみたいとおもいます。

「OIだより」
 
 連載の当初から、光マイクロバブルの植物活性に関する記事が続いています。

 同時に、緑砦館において、その活性を利用した野菜の栽培がなされています。

 また、この2週間では、この一連の植物活性の成果を踏まえて、新たな研究開発構想をまとめ上げ、その補助金申請を済ませたところです。

 こちらに来て約8年間の研究開発がなされてきましたが、いよいよ、その次のステップに向かうことになりました。

 これは、第一次の書類審査、第二次のヒヤリング審査があるようですので、これが実を結ぶとよいですね。

 引き続き、光マイクロバブル植物活性について、その探究の結果を解りやすく、そして興味を抱いていただくように執筆を続けていくことにしましょう。

 また、光マイクロバブルと光マイクロバブル水に関する基礎的な研究が、徐々に進んでいます。

 いずれも、小躍りするような結果を得ていますので、これを大踊りにしていく必要がありますね。

 いずれ機会を得て、その疲労に漕ぎつけるとよいですね。

 その意味で、この連載は、徐々に充実発展していく可能性がありますので、どうか気長のお付き合いをよろしくお願いします。

 「緑砦館物語」

 秋野菜の移植が始まり、植物にとってもよい季節となりました。

 今年の夏は、その終わりごろになって猛暑が続き、緑砦館の野菜たちは持ちこたえることができませんでした。

 折角労力を払って苗作り、移植作業を繰り返してきましたが、それが報われることはありませんでした。

 それだけ、野菜たちも緑砦館も、対応できなかったことが反省点として残りました。

 これからは、気温が下がって緑砦館は、野菜たちが育つ絶好の環境になっていきますので、徐々に苗作りと移植を行っています。

 みんなで行うアグリ作業も再開しましたので、これからも光マイクロバブル野菜づくりに精を出すことにします(つづく)。

akiue202209930
秋植えキュウリの苗(中庭)