毎日の死者300人越え

 本日は、中津のW病院での共同研究を実施する予定でしたが、近隣における新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、急遽中止することにしました。

 前回が丁度1か月前で、この間に、おもしろい知見が得られていただけに、少し残念におもいました。

 近隣の感染拡大とは、まず、地元の小学校の学級閉鎖、保育園におけるゼロ歳児、4歳児感染に続いて、孫のユッツが通う3歳児のクラスにも広がり、さらに保母さんも数名が感染したとのことでした。

 ユッツは、今週の初めに、その保育園に行っており、その翌日からは、保育園を休んで、わが家に来ていましたので、感染に至らなければよいのにと心配していました。

 そのため、中津行きを取り止めたのでした。

 感染拡大者のピークは超えてきたものの、相変わらずの高感染者数を維持し、連日の20万人越えの状況が続いています。

 おそらく、このように大規模な感染状況が長く続いている主因は、その政府のお粗末対応、ほとんど何もしない無策ぶりにあるのではないでしょうか。

 しかも、毎日の死亡者が300人越えという深刻な事態が続いているにもかかわらず、必要な対策を講じない政府と雇われ専門家集団は、いったい何をしているのでしょうか。

 この間の新型コロナウイルスによる感染者数は世界において断トツの1位になっており、その無能ぶり、非科学性が広く曝け出されています。

 世界における最先端の治療と対策が常識化され、逐次優れた対応がなされている西欧諸国に比して、日本の後進性は明らかであり、目を覆うばかりの情けない事態が進行し続けています。

 その最も代表的な事例は、未だに、新型コロナウイルスの感染形態が空気感染であることをきちんと認め、その適切な科学的対策を示すことができないで、自分たちの過誤を改めようとはしていないことです。

 すでに、死亡者の数が毎日300人を越え、それが1か月続くと、9000人を越えることになります。

 とんでもないことが起こっていることに、なぜ真正面から立ち向かっていかないのでしょうか。

 これを「非常事態」と認識して、きめ細かい、即応をしていかねばならないのに、いったい、何をしているのでしょうか。

 このような頼りないお粗末の無策ぶりに、多くのみなさんが諦め始めており、より危険な状況に追いやられています。

 科学的無能さは、国を危うくし続けるのです。

休暇中に起きたトップの感染

 極めつけは、自分の休暇中にゴルフなどをして新型コロナウイルスに感染した、この国のトップの問題です。

 必死で感染しないようにしている医療ワーカー、保育園の保母さんたち、介護老人施設のみなさんや介護人たちと比較すると、あまりにも情けない姿を曝け出しています。

 おまけに、記者をテレビの画面の前に立たせての情けない会見の様子が世界に配信され、さらに恥の上塗りがなされました。

 これが科学立国、ディジタル立国を標榜した国の姿なのでしょうか?

 自分が、うかつにも感染してしまったことは申し訳ないが、科学者を総動員して、苦しんでいる国民のみなさんのために全力で対応します、という当たり前のことが、なぜ、いえないのでしょうか。

 この三世議員は、「のぼう」そのものであり、その殿様であっても、自分の城が攻められた時には、勇敢に、かれ独特の方法で、石田三成の大軍に立ち向かったではないですか(『のうぼうの城』参照)。

 かれには、その感染療養中に、ぜひともこの名画を拝聴して勉強してもらいたいですね。

 この石田三成軍が破れた決定的敗因は、水攻めをしていた堤防が壊れたことにありました。

 その堤防づくりに駆り出されていた地元の農民たちが、その破壊を仕組んだからでした。

 あなた方も、きっと、このような仕打ちを受けるのではないですか。

 新型コロナウイルス、世界同時バブル経済の崩壊、統一教会カルト、オリンピック疑獄、日銀のどん詰まり、アベノミクス破綻など、まるでパンドラの箱が開いたように何重もの困難が噴き出してきました。

 このカサンドラクロス号は、その深い谷への自落へと確実に向かっているのではないでしょうか(つづく)。

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ガーベラ