チリメン
  
 例によって、お隣のMさんが、今朝獲れた「チリメン(生のチリメンジャコ)、生シラス」をたくさん届けてくださいました。

 すでに何度か紹介してきた別府湾名産の「チリメン」です。

 今朝のものは、とりわけ新鮮なようで、いい香りの海の臭いがしました。

 体長は2~3㎝で小ぶり、キラキラと輝いていました。

 こんなに新しいチリメンは初めてでした。

 「これだけ新しいと、やはり、天ぷらが一番いいね!」

 「そうですね」

 家内も、同意見でした。

 手慣れた腕で、その天ぷらが、昼の食卓を飾りました。

 じつは、昨夕に詮を開けた赤ワインがりましたので、それと一緒に、「チリメン天」を賞味しました。

 「これで、一気に豪勢な昼ごはんになりましたね!」

 「そうですね。もう一つ豪勢な料理がありますよ!」

 といいながら、光マイクロバブル水耕栽培の特性キュウリを細く切ったものを竹輪のなかにいれたものが出てきました。

 「そうだったね。昨夜は、このキュウリのおいしさに感激しました」

 「私も感激、あんなにおいしいキュウリは初めてでした」

 チリメンの天ぷら、赤ワイン、そして竹輪キュウリ、まさに「三役揃い踏み」でした。

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チリメン天


 さて、その味は、どうだったか?

 まず、チリメンジャコの内臓の「臭い」とかすかな「ほろ苦さ」が、まったくありませんでした。

 揚げたての熱いまま、それをほうばり、噛むと、サクッとした音とともによい香りがして、それだけで上質さを感じました。

 噛むほどに、旨味が出てきて、それが見事な感激を呼び起こしました。

 「旨い、いつもは、わずかに苦みを覚えるのだが、それがまったくないね。こんなにおいしい天ぷらは食べたことがないよ!」

 天ぷらを揚げながら、味見をしていた家内も頷いていました。

 「どこの高級レストランや割烹にいっても、このようなものは食べられないよ!」

 「そうですね。食べられるとしても、相当なお値段でしょうね」

 「一桁違う値段だと思うよ!」

 「そんなすばらしいものをお裾分けしてくださるのですから、ありがたいですね」

 早速、お返しに、赤ワインを一本持って行ってもらいました。

 とても、Mさんは、非常に喜ばれていたとのことでした(つづく)。