第4の理由
1. アグリ作業の持続理由(4)-4
ホタテの脱生物濃縮の結果は、その物質代謝を通常以上に盛んにすることで、一旦ウロに濃縮されたカドミウムが、自然に体外に吐き出されたことを意味していました。
第1の理由:近い将来に起こるとされる「食糧危機」、「肥料危機」に対抗する。
第2の理由:ロハス生活を実践・発展させる。
第3の理由:無農薬、低肥料光マイクロバブル水耕栽培の重要性と優位性を究明する。
第4の理由(4):脱植物濃縮作用は起こるのか? これを検証する。
ホタテの脱生物濃縮の結果は、その物質代謝を通常以上に盛んにすることで、一旦ウロに濃縮されたカドミウムが、自然に体外に吐き出されたことを意味していました。
残念ながら水俣においては、それを発展させた実験ができませんでしたが、そのことは、いつも私の脳裏に焼き付いていて、他の生物においても、たとえば植物においても、同様のことが起こるのではないか、という仮説を、自然に持つようになりました。
たとえば、ホテイアオイという植物は、重金属の除去に使用された事例がありましたが、これについては、初期のT高専図書館前の池の池において、その背丈が1m近くなり、さらには根の乾燥重量が、水槽下のホテイアオイの約10倍にもなった結果を得たことから、その仮説のの可能性をより高めたことにもなりました。
そこで、国東にきて本格的な光マイクロバブル水耕栽培の研究を開始したことによって、無農薬栽培の重要性と優位性をいくつも学ぶことになりました。
その仮説は、重金属の脱生物濃縮ではなく、農薬成分の脱植物濃縮の可能性を検証しようとしたものでした。
この問題意識は、今日の農薬問題が非常に重大で深刻であることを深く認識させられたからでした。
かつて、大変ユニークな農家Qさんが近くにおられました。
その方は、自然農法を基本にして、農薬を一切使わない農法を究めた方でした。
植物本来の力を発揮させると、どこまでも成長を遂げ、立派に実ることを探究されていて、実際に、ヒトの肩を越えるまでに成長した稲を見せられたときには驚嘆し、その農法のすばらしさを実感いたしました。
この方は、農作物を単に作るだけではなく、学習塾を開催して、全国からたくさんの若い方々が、その農法を学びに来られていました。
また、そのQさんは勉強熱心な方でもあり、私の光マイクロバブルセミナーに率先して夫婦で参加されていました。
それは、光マイクロバブルが、かれが探究していた自然農法の理念と実際に、よく適合するのではないかと直観したからでした。
そして、かれが主催していたセミナーの受講生なかのお一人であったXさんが、同じ自然農法を用いて、ある農作物を無農薬・無化学肥料で栽培することを発展させていきました。
そのQさんからの推薦もあり、Xさんへの光マイクロバブル支援を行うことになりました。
周知のように、光マイクロバブル技術は、水と空気という生物適応物質を用いていますが、もう一つの重要な生物適応物質が「土」でした。
かねてより、土の研究者として著名であった岩田進午さんの本5冊を買い込み、その初歩的学習を開始しました。
Xさんの農法は土耕栽培であり、それに光マイクロバブル水を噴霧するという方式でした。
その内容と成果については、これまでも何度か報告してきましたので、ここでは省略しますが、一つだけ特記しておきますと、それは微生物と光マイクロバブルの相互関係でした。
植物は、土の中において水なしには生きていけません。
土の中で、水の重要な働きについて、岩田さんは、詳しく報告されていました。
そのキーワードは、「『水もちがよく』て『水はけがよい』、『植物は、水を介在して微生物の餌を排出し、微生物は植物に栄養を与える』」でした。
これらの水が、光マイクロバブル水となった場合には、どうなるのでしょうか?
植物の根の周りの微生物は、どのように活躍するのでしょうか?
さらに、光マイクロバブル水と微生物の相互作用は、どのようなものなのでしょうか?
これらは非常に重要な問題である、という新たな認識に達し、その探究の課題が明らかになってきました。
これは、光マイクロバブル水が、農作物の土耕においても小さくない役割を果たすことができるのではないか、という仮説を浮かび上がらせたのでした。
(この稿つづく)。
1.緑砦館2のアイコの収穫
孫のユッツが、風邪を引いて元気がない、という連絡を受けましたので、大好きな緑砦館2のアイコのほとんどを収穫しました。
その半分をユッツのお父さんに持って帰ってもらいました。さぞかし、喜んだことでしょう。
残りの半分を、それぞれ分けて賞味しました。
そのアイコは、ますます甘味が増え、おししくなっていました。
丁度、その時の夕食が、炭焼きの焼肉でしたが、その前に、このアイコをいただいていたので、いつもとは違って、その焼き肉のおいしさが半減していました。
今日の主役は「アイコ」であり、炭焼き牛肉よりも勝っていました。
初めての経験でした。
2.クレソンの新芽
緑砦館1のAレーンの最上流端でクレソンを栽培しています。
どうやら、これが上手くいき始め、新芽がいくつも出てきて成長し始めました。
真夏のクレソンは、珍しく、この方法を発展させていくつもりです。
3. ズッキーニの試食
緑砦館2のC水路で栽培しているズッキーニのひとつが虫に食われ始めているので収穫してきたという家内の報告があり、それをホットプレート上で焼いて試食してみました。
香ばしさ、歯ごたえ、旨味、いずれも抜群によく、これが「光マイクロバブル水耕栽培のズッキーニ」の味かと、舌鼓を打ちました。
まだいくつか栽培中ですので、注意しながら収穫サイズになるまでの成長を見守る予定です
(つづく)。
サニーレタス(緑砦館3-A)
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