朝食の華

 春爛漫のころでしょうか。

 今年は、中庭の南向きの大窓のそばに、家内が鉢を持ってきたことで、毎朝、紅白、紫、黄色のフリージャを眺めながら食事を楽しむことができました。

 おふくろが好きな花でしたので、おかげで、母についての思い出も語り合うことができました。

 また、今年は緑砦館のAレーンにおいてサンチュやレタス類の生育がよく、今でも、たくさん生育していて、一向に無くなる気配を見せていません。

 ありがたいことに、その新鮮野菜を基にしたロハスを実践しています。

 さて、今月も末日を迎えましたので、ガイダンスを認めることにしましょう。 

「パラダイムシフト2022」

 コロナ感染とウクライナ戦争、世界的なパラダイムシフトがますます大規模に発生し続けています。

 前者に関しては、次々に新型コロナウイルスが生まれてきて、ますます災禍を拡大、持続させています。

 ウクライナの人々の国外難民は840万人を越え、そのうちの多くが女性と子供たちだと報じられています。

 また、この戦争にょってさまざまな経済的危機が起こり始めています。

 当事者のロシアだけでなく、アメリカにおいても株価が一日で1000ドルも下落するという不安定な経済状況が出現しています。

 その原因が、ネットフリックスやアマゾンなどの成長産業における大幅な株価下落が原因であり、アメリカにおいても不安定な経済状況になっています。

 5月3日、4日はそのFRBにおける金利上昇が検討されるようで、その後0.5%のアップが決定されることになっています。

 前回のアップが0.25%だったのに対し、今回は、その2倍になりますので、いかに、アメリカの急激な物価高(本日のニュースでは8%高)が起きているかが、この金利上昇幅からも推察可能です。

 この金利上昇分は、そのまま債務分となりますので、それが履行できない企業も出てきて、景気の急激な低下現象が、さらに進行していくことになるでしょう。

 さらに、日本では、これまた異常な円安(「円弱」といった方が正確)が進行し、一日で2円安という急激な現象が繰り返し発生しています。

 欧米でも消費者物価指数の高騰で、アメリカのインフレ対策としてのFRBの金利の利上げに続いて、イギリスなどの各国の利上げがなされようとしています。

 円弱、コロナ対策の後退、物価暴騰への有効策の欠如、これらが、日本の危機を進行させる誘因となっています。

 さらには、欧米との金利差のますますの拡大、債務の膨らみ、物価高騰、日銀と政府の硬直的な無策状態が引き金となって、日銀の債務不履行、全国の銀行の破綻、日本発の世界規模のバブル経済の崩壊、食糧危機の恐れすら出始めています。

 まさに、ウルトラ・パラダイムシフトが急激に進行しつつありますので、引き続き、大いに要注意の状況に直面しているといえるでしょう。

「『ものづくり2022』考」

 円弱で衰退から破綻に向かう日本と世界における有効策は、「ものづくり」を洗練、進歩させることです。

 これまでにおいても、その鍵が技術イノベーション(革新)であることが、それこそ何度も叫ばれてきましたが、それは掛け声だけに終わり、いつの間にか、そのイノベーションの種となるべきベンチャービジネスが冬の時代を迎えています。

 その理由は、折角のすばらしい種が出現しても、それを大切に育てるのではなく、逆にどんどん潰してしまう構造的な体質に陥ってしまっていることにあります。

 よくいわれていることは、イノベーションを起こすには10年の年月が必要ですが、その10年の間に、それをよってたかって盗み合い、潰してしまうことだけが盛んに行われている土壌になってしまっているのです。

 そこには、かつての松下幸之助、井深大、本田宗一郎のような熱き開拓者精神はなく、円安で、自動的に、いかにも受けるか、非正規を雇って、いかに人件費を減らして利潤を得るかにしか反応しない、これが大企業における経営者の頭の構造になってしまっているようです。

 この頭の構造を根本から造り変えるには、1)本質的で大規模な創造的破壊が重要であり、2)それを可能にする優れた「ものづくり」モデルの創造が必要ではないかと思われます。

 かつての生活を一変させるような「ものづくり」を創造できなくなった今こそ、その見直しと復活が必要とされているのではないでしょうか。

 引き続き、その可能性を粘り強く探究していくことにしましょう。

「さわやかロハス生活・緑砦館物語」

 第三として、「さわやかロハス生活」と「緑砦館物語」のガイダンスもしておきましょう。

 約1週間前から、緑砦館1~3を整備しての光マイクロバブル水耕栽培が始まっています。

 すでに、13種類の野菜の苗の播種を終え、その一部から発芽が観察されるよういなりました。

 発芽から双葉への成長は、植物の生命エネルギーの発露そのものですので、ついついそれを観察したくなります。 

ーーー さて今日は、どこから芽が出ているのかな?

 と思いながら、その播種された26個のプランターを観ることは、それらから生命エネルギーの発散を感じ、楽しく思っています。

 無農薬低肥料の光マイクロバブル野菜栽培のアグリ作業、その収穫による野菜を賞味する、この二重の楽しみが、ロハスの生活を徐々に進化させているような気がしています。

 これからも、アグリ作業においてよく汗を流し、真に最高水準のおいしさを有した野菜を摂取することで、ますます、ゆかいなロハスをめざすことにしましょう。

「韓流ドラマと日本人」
 
 第四に、新たに始まる「韓流ドラマと日本人(4750回記念)」について、少しふれておきましょう。

 韓流ドラマとは、韓国における映画やテレビドラマのことです。

 日本のテレビドラマや映画がおもしろくない、こう思うようになって久しいのですが、その思いがますます強まってきて、それこそ、テレビをほとんど見なくなりました。

 わずかに、辛うじてBSのNHK1の番組だけは拝聴していますが、それも次のように限られています。

 1)エンジェルスの大谷選手の野球中継

 2)BS1のワールドニュース(ウクライナ戦争が起きてから)

 3)BS1の特集番組(時々)

 2年前までは、大河ドラマを欠かさず見ていましたが、それも今は時々視聴する程度に留まっています。

 その理由は、日本のテレビドラマは内容が浅く、単純でおもしろさ、深さが足りないからであり、逆に、韓流ドラマは、それらがすべて反対の傾向を示しているからでもあります。

 簡単にいえば、日本でかつて流行った『仁』や『半沢直樹』の水準の番組が、それこそふんだんに作られていて、それこそ選び出すのが大変なのです。

 ある調査によれば、日本人のネット番組の視聴者のうちの約6割が韓流の番組を視ているそうで、欧米の番組よりもはるかに多く、韓流ドラマを愛して見ている、これが日本人の実情なのです。

 私も、その一人です。

 最初にアマゾンプライムで、そして今はネットフリックスでも視聴するようになりました。

 結果的に、この視聴によって、ますます日本のテレビ番組を視なくなり、風前の灯火的存在になってしまっています。

 なぜ、このように私も含めて、韓流ドラマを数多く日本人が視聴しているのか、本記念シリーズでは、その点に焦点を当てて深掘りをしてみたいと思います。 
      
 なお、その他の記事については、来月以降のガイダンスにおいて、触れることにしましょう(つづく)。

sannchu
サンチュ(GFH1-A)