前回の記事において紹介した柚子茶を、その後も楽しく賞味し続けています。
柚子の方は、地元のスーパーにおいて手に入れています。
柚子のほろ苦さと香りのよさが、抜群のホットドリンクになっていて、ドイツのクリスマスの屋台で出されていたホット赤ワインのことを覆い出させてくれました。
さて、今年の正月は、10年連続で里帰りをしてきた、しらたまちゃん家族がコロナの影響でやってこなかったので、静かな正月三が日になりました。
その代わりに、静かで小さな正月料理を楽しむことにしました。
その一つが、黒豆煮でした。
私の母は、この三が日料理として必ず黒豆煮を作ってくれました。
その豆煮は、主役の黒豆に、細切りの昆布とコンニャクを加えて醤油で味付けを行なうもので、私の好きな正月料理のひとつでした。
そこで、年末に生協を通じて丹波の黒豆を二袋注文しました。それが高級品だったようで、家内が高い値段の黒豆だったですよといっていました。
まずは、これを上手く煮込む必要がありました。
皺ひとつなく、きれいに膨らまして煮込むには、どうすればよいのか?
これを思案していたら、魔法瓶に一日、熱湯とともに入れておけばよいという料理方法を思い出しました。
ここで今一つの工夫を行なうことをひらめきました。
それは、特製の光マイクロバブル水を用いることでした。
これを沸騰させて魔法瓶に黒豆とともに入れました。
その時に、家内から注意を受けました。
私が、二袋のすべての黒豆を入れようとしたからでした。
「一袋で十分ですよ!」
この指摘の通りにしたのが正解でした。
なぜなら、その一日後に、魔法瓶を開けてみると、その黒豆が膨らんで、ほとんど一杯になっていたからでした。
入れる時の黒豆の量は、お湯の量の3分の1程度であり、そのお湯の量は、魔法瓶の全体要領の3分の1でした。
つまり、豆が水分を吸収し、ほぼ一杯に膨らんでいたのでした。
おもしろいことに、入れる前の黒豆の形状は、ほぼ球形だったのに、取り出した黒豆は、楕円上のもので、その体積は約3倍に膨らんでいました。
しかも、皺ひとつなく、あまりのきれいさに家内が喜んで、
「まるで、宝石のよう!」
と吃驚していました。
早速味見をしていると、まあまあ、よく煮えていました。
上等の黒豆の香りがして、噛むほどに新豆の旨さも出てきていました。
この豆を取り出し、細切りの日高昆布とコンニャクを加え、最後の味付けは、家内に任せました。
どうやら、黒砂糖とフンドーキン醤油で仕上げたそうでした。
さて、この上級の黒豆煮は、期待通りの出来になりましたので、楽しい正月料理に加わることができました。
おかげで、これをいただくたびに母を思い出し、家内と母のことを語り合うこともできました。
そこで昨日、この正月黒豆煮が無くなってしまいましたので、もう一袋の黒豆を探し出し、同様に、それを煮ることにしました。
今回は、よりソフトに煮込もうと思って、別の魔法瓶を入れて、半日は、電源で温度維持の状態にし、その後2日間、すなわち1回目より2倍の時間で煮込みました。
その結果、よりソフトな煮豆ができ上りました。
もちろん、今回も皺ひとつない、宝石のような大きな煮黒豆を作ることができました。
昆布とコンニャクは、本日買ってくるのだそうで、それらを入れて仕上げていただきましょう。
さて、ここで、光マイクロバブル水を用いたもう一つの利点を紹介しておきましょう。
先ほどは、黒豆が約3倍に膨らんでいたという話をしましたが、これは、光マイクロバブル水が浸透して膨らんだことによるものです。
この膨らむ過程において、周囲にあった温かい光マイクロバブル水が、豆のなかに浸透していきますが、これによって、その前に豆のなかにあった灰汁が同時に出ていくことで、その浸透が進むという現象に注目する必要があります。
そのことを示唆していることが、煮た後の黒豆の汁の汚れ現象です。
黒色の汚れとと共に、灰汁も一緒に出てきたことから、光マイクロバブル水をたっぷり含んだ水分が豊かな煮黒豆ができ上ったのです。
その宝石のようなに黒豆を示しましょう。
煮黒豆
これを、今度は、宝石の味に仕上げましょう(つづく)。
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