お迎え

 先日、保育園のユッツを、ユッツのお父さんと一緒に迎えに行くことができました。

 久しぶりのことでしたので、車から降りて、保育園の門のところまで足を運びました。

 その門の傍に立っていると、ユッツがやってきて、私に気づきました。

 意外な私の「お迎え」に、少しびっくりしたのでしょうか?

 一旦門から出かかったユッツが、そこから戻って右側の鉄柵の方に歩いていきました。

 うれしそう

 私に遭遇して恥ずかしかったのでしょうか、それとも、うれしかったのでしょうか?

 その鉄柵のところから反転して、顔を崩すほどの笑顔を見せてくれました。

 その写真を示しましょう。 

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破顔のユッツ


 真に素敵な笑顔です。

 あまりにもうれしそうな破顔を見て、私もうれしくなりました。

 これが、ユッツの私への「お迎え」なのでしょう。

 しばらく、この鉄柵の傍で走り回ってから、再び、門からお父さんと一緒に出てきました。

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ユッツ

 ここでも大きな口を開けて、喜びを表現していました。

 背も伸びて、よく動くからでしょうか、顔も引き締まって幼児らしくなってきました。

 せっかく、お迎えにきたので、ユッツを読んで抱きかかえようとしましたが、とても恥ずかしかったのでしょう。

 いくらユッツを呼んでも、お父さんの傍を離れることはありませんでした。

 車に乗ってからもおもしろいことが起きました。

 ユッツが大きな声で、

 「おじいちゃんの帽子が飛んだねー!」

と何回も、自分からいって喜んでいました。

 ユッツを迎えたときに、私の帽子が風で飛んでしまったことを思い出したのだと思います。

 これを聞いて、私もユッツのお父さんもうれしくなって、帰りの車のなかで大いに盛り上がりました。

 ユッツが、チャイルドシートに座ってから、先ほどのお迎えのシーンの時の私の表情と言葉を思い出したのでしょう。

 想像力が豊かになり、うれしかったことを言葉で大きく表現ができるようになったユッツ、よく成長してきましたね(つづく)。