お裾分け
お隣のMさんが、大きなスイカを持ってきてくださいました。
聞くところによれば、娘さんが保育園に勤めておられ、そこの園児たちと一緒に育てたスイカでした。
園児たちの願いと手作業が加わった貴重なスイカですので、大変ありがたく受け取りました。
早速、そのスイカを包丁で切ってみました。
皮が薄く、真っ赤に熟れていました。
「これは、食べごろだ!」
味もかなり良く、甘さもありました。
このように立派なスイカを育てた園児たちもすごいですね。
スイカといえば、そのエキスの主成分はシトルリンです。
最近になって、この成分が注目されています。
先日は、その粉末をいただきましたので、その効用をこれから試験するところです。
さて、シトルリンに関しては苦い思い出があります。
じつは、特別に製造した光マイクロバブル水の分析を依頼したことがありました。
そこには、高価なアミノ酸分析装置がありましたので、そのアミノ酸分析を行っていただこうと思ったからでした。
その結果が到着して、その分析表を見て、おおやっと思いました。
そこには、シトルリンのところでかなりのピークが出ていました。
「えっ!光マイクロバブルでシトルリンが発生する?」
これには、かなり驚きましたが、本当にそうなのか?
という疑問も湧いてきました。
高価なアミノ酸分析機の結果ですので、それを信用しようかという思いが半分、しかし、そんなわけがないという疑念が半分のままでした。
そしたら、しばらくして、その分析者から連絡があり、その装置の調整が上手くいっていなかったそうで、そのためにシトルリンが異常値を示していたとのことでした。
公的機関のせいでしょうか、そんな過誤結果を出していながら、深く謝ることもせず、試験費の返金もしないという厚かましさでした。
民間企業であれば、考えられないような後始末ですが、これが通用するのですから、この機関もその程度の次元なのでしょう。
かつて、そのトップの方から、その機関のトップの職への打診がなされたことがありましたが、それを受けていたら、このようなお粗末なことは決して行ってはならないと注意をしたことでしょう。
ところで、この実験に関係して思い出されたのは、かの有名なユーリー・ミラーの実験です。
フラスコに、プロパン、アミノ酸などを入れ、そこに雷に相当する高電圧をかけて、光を与え、それらの反応によって有機物を生成させたという実験でした。
これによって、地球における生命の誕生のヒントが与えられたことになり、歴史上に残る有名な実験として記録されました。
このロマンあふれる研究が引き金となり、その後、さまざまな研究展開がなされてきましたが、昨今の人工光合成に関する研究も、その系列にあるものということができるでしょう
スイカのシトルリン、これが人工的に合成されるような研究が、そのうち出現してくるとおもしろいですね(つづく)。

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