インドにおける感染爆発
前回の記事において指摘したように、インドにおける新型コロナウイルスの変異型による感染爆発が起こり、手が付けられない深刻な事態に陥っています。
昨日の感染者数は35万人を越えており、止めどもない拡大が続いています。
先ほどの国際放送によれば、火葬場における死者が多数の待機している様子が示されていました。
火葬場だけでなく、病院においても凄まじいほどの崩壊が起きていて、インド国民が困窮しています。
このウイルスが東京においても発見されています。
驚いたことに、空港検疫においては、いつの間にかPCR検査を止めて、抗原検査がなされているようです。
この抗原検査の精度は30%しかなく、2/3が、そのまますり抜けていくのですから、ほぼ検査なしと同じ状況といってよいでしょう。
それゆえに、大阪、兵庫では、英国型の変異株の新型コロナウイルスが急拡大したのです。
すでに、大阪における学校は29校が閉鎖しているそうです。それらの学校では、一人でも感染者が出れば、全員検査をしないままに休校してしまうことから、結局は家庭内感染が拡大し、いつまで経っても感染者数の低減傾向が現れていません。
若い方々に感染しやすく、重症化しやすい、死亡率が異常に高い、これが変異型の特徴であり、それらが大阪の感染者によって裏付けられています、
また、この英国型株が東京を中心に関東圏において拡大しており、これに加えて上記のインド型が重なって、これから、さらに深刻な状況に陥っていくことが予想されています。
本日、東京における新型コロナウイルス感染者は925人、まもなく1000人越えが始まりますね。
なぜ、感染対策が稚拙なのか?
どうやら、パンケーキがお好きなどこかの首相は、アメリカの大統領に晩さん会をしてもらいたかったようで、それに拘ったことが、ハンバーグでもてなすという前代未聞の食事付き会談が行われました。
これは歴史に残るほどのハンバーグ会談だったそうです。
このパンケーキ首相は、何が何でも新型コロナウイルスのワクチンを自分の飛行機に積んで凱旋したかったそうですが、これも、脆くも破綻しました。
情けないほどにお土産を期待して、それを持って帰ることができなかったことから、結局、手ぶらで帰るしかなかったパンケーキさんは、相当に悔しかったのではないでしょうか。
さて、3回目の緊急事態宣言が発令されました。今回は、その期間が短く、これとて5月半ばにIOC会長が来ることに備えた短縮化であり、これも、先にオリンピックありきという思惑がありそうです。
酒を飲むな、百貨店に行くな、夜の電気は消せ、こんなことで新型コロナウイルス感染の拡大を防ぐことができるわけがありません。
当初は、自国でワクチン開発を行うといっていたのはどうなったのでしょうか?
先進国が、その自国においてワクチンを独自に開発して、その接種を開始していますが、なぜ、大量のお金を投入しながら、その開発ができなかったのでしょうか。
世界第3位のGDP大国の日本が、このようにワクチン開発において無力なのか、情けないを通り過ぎて呆れかえっています。
これに関しては、新型コロナウイルスに関する専門家の集まり、分科会のメンバーにおいて、ワクチン開発におけるエースといわれているK東大教授が外されたことに象徴的に、その後進性が現れています。
この時点で、国産ワクチンの可能性がかなり萎んでしまいました。
今回の非常事態宣言においても、これまでと同じで、科学的な有効対策を示すことができずに、自粛の要請を延長しているだけに留まっています。
台湾ほかの外国で有効な措置がなされて感染防止に成功していることを参考にすれば、その具体策は、次の3つです。
①海外からの訪問者に厳密な検疫を行う。現在の抗原検査をPCR検査に切り替える。
②PCR検査を大幅に増やす。現在の1万人を10万人に増やす。
➂陽性者の隔離を行い、病院崩壊を回避し、その充実を図る。
これらが、いつまで経っても実現できないのは、それを行うことに抵抗する勢力が重要なポストに蔓延っているからだという指摘が出てきています。
これは、「原子力村」に因んで「感染症村」と呼ばれていて、相変わらず、クラスター理論に固執して、PCR検査を多く行うと病院崩壊を招く、PCR検査を行う必要はない、PCR検査には誤診断があるなど、それを行わない理由を並べ立てています。
おまけに、厚生労働省の老健局では深夜の宴会がなされ、23人の感染者が出て自らクラスターを造ってしまうという、笑うに笑えない、お粗末な事件が発生しました。
同じことが、深刻な病院崩壊が起こっている大阪府と大阪市の職員において約2000人以上が宴会を行っていたという、ていたらくのありえないことが起こっていたことも報じられています。
いったい、この国はどうなってしまったのでしょうか。
かれらによって、わが国は、地獄への入り口にまで来てしまったという指摘もあり、どうしようもない泥船の浸水が始まっているようですね。
地獄への入り口を目の前にして、私たちは、相当に、しっかりしなければいけませんね。
(つづく)
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