打つ手なし

 3月21日の緊急事態宣言解除から2週間余が経過しました。

 飲食店における来客制限以外に、ほとんど何もしなかったために、その減退の期間におけるコロナ撲滅策を講じることができなかったことで早くも、第4波の襲来が確実な状況になってきました。

 その典型が大阪府であり、ここ数日間は過去最高の新型コロナウイルス感染者の発生で、「打つ手なし」の状態に陥り、至る所での病院崩壊という危険信号が発せられています。

 その大阪の本日の感染者数は905名、この勢いですと、来週には1000名の大台越えを迎えることになるでしょう。

 また、この大阪からの伝染によって兵庫県ほかでも過去最高の感染者数が発生し、近畿圏全体で約1400人を越える状況に至っています。

 一方で、もう一つの感染集積地である東京では、2日連続で500名を超えるようになり、やや遅れての大阪の状況が現れています。

 日本全体としても、3453人の感染者数になり、昨年末の状況を越え始めました。

 また、実行生産係数は1.21と感染拡大が続く数値となっています。

 すでに、大阪では、知事自身が第4波の襲来を確認していますが、その特徴は、大阪兵庫を中心にした変異株による感染と東京を中心とする東京・埼玉型の両方の感染拡大が起きていることであり、関西圏、首都圏、さらには宮城県、沖縄県と、ますます深刻な状況を迎えています。

 それぞれの自治体においては、独自の緊急事態宣言や蔓延防止措置の指定を要請しているようですが、先の緊急事態宣言の時と同様に、きちんとした防止策を講じない限り、この傾向が延々と蔓延してしまう恐れがあります。

 一方で、このコロナ危機を迎え、世界中に金が溢れるほどに供給され、株価の高騰に見られるように、その経済的バブルの様相を色濃く呈するようになりました。

 第4波による経済不況の深刻化が進展するなかで、過剰な資金供給のために経済的バブル現象が世界各国で発生し、それがいつ弾けてもおかしくない状況になっています。

 そして、その崩壊が、アフターコロナと重なり、未曽有の経済大不況がやってくる可能性があります。

 そんな大動乱のなかで、私たちをいったいどうやっていけばよいのか、とかく途方にくれがちになります。

 しかし、その大動乱は、たしかに大変な災禍をもたらすでしょうが、そのなかで人々が真剣に暮らしていくにはどうすればよいのか、そのことをより真剣に、よりまじめに探究させることを教えるようになりました。

新たな未曽有の現象

 その真摯な反省と見直しを痛感させ始めたことも、これまでにない未曽有の新たな現象であることも明らかなことなのです。

 その意味で、暮らしのなかの小さな出来事のなかに、一つの真実を見出し、そこから大切な何か、普遍的な何か探求していくことが非常に重要であるように思われます。

 その意味で、どんな小さなことでもよいので、何か新しいことを周囲のみなさんとともに力を合わせて試してみる、実践してみることが重要なのではないでしょうか。

 そんな想いを抱きながら、私も、真に細やかで小さなことですが、いくつかの取り組みを行って、日々新たな思いを更新させています。

 そして、偶に、運よくでしょうか、思わぬよいことが起こることもあり、その幸運のなかに喜びを見つけることもあります。

 小さな真実のなかに、じつは普遍的な真理を見出すことによって、さらに喜びが増幅することもあるのです。

 偉大な宗教家であり、科学的精神を持ち、優れた文筆家でもあった宮沢賢治が生きていたら、「雨にも負けず、風にも負けず、そしてコロナの厳しさにも負けず・・・・」と岩手の座敷童になって声を発していたかもしれませんね。

 (つづく)

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前庭で