M殿
拝復
貴方らしい、ご返事をありがとうございます。これを契機に、メイル交換が恒常的になされることを希望しますので、長い付き合いをよろしくお願いします。
さて、昨夜は、うれしいことがあって、なかなか眠れませんでした。
それはどんな心境かというと、貴方が、あの初恋の相手を想って、寝ることができなかったこととよく似ているかもしれません。
私は、運がよかったのでしょうか。
光マイクロバブルという技術を創生させ、その発展に長年拘ってきましたので、ここで新しいことを生み出すことによって、それを世の中に問うということを行ってきました。
私が鬼であれば、金棒が光マイクロバブル技術といえます。
鬼が力を蓄えて、棒を振り回すことによって悪者をなぎ倒すことができます。
この棒が、光マイクロバブル技術であり、この開発をどこまでも現役として我が人生に捧げていこうと思ってきましたし、これからもその姿勢は変わりません。
とくに、昨年からのコロナ危機のなかで、これにどう立ち向かうかを思案し、その結果を実践し、一矢を放ちたいと思って、私なりに真剣な取り組みを行ってきました。
その手法は、自分の足元を掘ることであり、そこから滾々と湧いてくる泉を発掘することでした。
それは真に地味なことで、小さなことですが、そこに真実を見出し、さらに、その真実のなかに普遍的な真理を探究していこうというものでした。
それらの足元を掘る課題はいくつかありますが、その中の一つが、一昨年から始まった地元の医院との共同研究でした。
当然のことながら、困難な課題の解決を試みますので、最初から上手く行くことはなく、ここはコツコツと地道にやるしかないのですが、それを続けているうちに、「おやっ」と思うことが出てきて、そこに着目して、そこから泉が湧いてくるような現象に出会いました。
それでも、最初のころは、そんなに大きな普遍性を持っていることではない現象だと思っていましたので、さらに探究を重ねていきました。
そしたら、昨年末からの別件の企業との共同研究の成果がヒントになって、「これはもしや」と思ってさらに追究を行っていくと、そこに、大変大きな泉が湧いていることが観えてきました。
光マイクロバブル技術を世に公表して25年が経過しましたが、そのなかにおいても、すなわち、私の光マイクロバブル研究史において、おそらく広島カキ養殖改善において見出した光マイクロバブルの生物活性に匹敵するような成果ではないかと思います。
これは、国内外の人々の生活習慣に関わる疾病を少しでも駆逐できることを願って行おうとする方法であり、それをさらに応用して昨今の問題にも適用できれば幸いと考えていることでもあります。
そんなわけで、昨夜はなかなか眠れず、これからのことを考え続けていました。
その余韻は、まだ相当に残っていますので、これから徐々にそのベールをはがしていくことにしましょう。
おそらく、今年は、雨にも風にも負けない鬼になって、その金棒を育て上げ、世の中の小さくない困難をなぎ倒していけたら幸いと思っていますので、どうか、そのご観察をよろしくお願いします。
貴方のますますのご健勝とご活躍を念願いたします。
敬白
マイクロバブルはかせ
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