ハヤトウリ 
  
 再びハヤトウリについて触れておきましょう。

 今年は10月以来、すっかりハヤトウリに親しむようになってしまいました。

 毎日欠かさずいただくことで、今や新たな食習慣として定着するまでになりました。

 そのきっかけは、ある日、空港の近くの里の駅に立ち寄った際に、ハヤトウリが並べられていました。

 いつもだと、それを見て終わりだったのですが、その塩漬けが試食品として添えられていました。

 物は試しと思って、その試食品をいただいて驚きました。

 「生のハヤトウリが、こんなにおいしかったのか!」

 塩をかけて揉んだだけの簡単料理法も気に入りました。

 「これを三袋買いましょう」

 大きいのは一袋に2つ、やや小さいには3つ入っていました。

ーーー 食べられる野菜が少なく、しかも高いので、なかなか買えなかったけど、これはよい野菜供給になる。

 それからというものは、ハヤトウリが無くなると買い足しては、食事の前菜として楽しんでいました。
 
 そして、先日、国東安岐港の近くにある別の里の駅に立ち寄った際に、この「ハヤトウリ」が並んでいるのを見つけました。

 やや小ぶりでしたが、こちらの方が安く、その値段は半額に近いものでした。

 「この値段だったらたくさん買えるね」

といいながら、一度に5、6袋を買い足すようになりました。

ーーー これで年末までハヤトウリを楽しむことができる。

 ひそかに、ほくそ笑みました。
 
 その意味で、今年は、ハヤトウリと真に素敵な出会を実現することができました。

 (つづく)

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 ハヤトウリの塩もみ