先日のユッツの誕生会の続きです。

 ユッツが好きな歌の一つに、「大きな太鼓」があります。これに併せて、「ドーン、ドーン」、「トン、トン、トン」と太鼓を打つ仕草をします。

 叩くものは何でもよく、とくに好むのはバケツの蓋やソファーのようです。

 きわめつけはピアノであり、この場合は、「となりのトトロ」を唄いながら、鍵盤を太鼓のように叩いています。

 ユッツのお母さんが、トトロの絵を描かれて、それを鍵盤の上部に貼っていて、それを見ながら、そしてトトロを唄いながら鍵盤を叩く(弾く)姿をうれしく眺めています。

 絵本が好き、音楽が好きな子に育っています。

 少し前まで好きだった「いないない、ばあ」、「ワンツーパンツ」をアレクサにかけてもらうと、近頃は、違う、違うといっているのでしょうか、首を横に振ります。

 どうやら、最近よく唄っているのが、「さんぽ」という題名のトトロの歌だそうです。

 音程もよく合っていますので、音感もかなり上達してきました。

 こんなユッツに対して、両親から誕生祝に関しての相談がありました。

 それは、子供用のドラムであり、近頃は、このような携帯用の小型ドラムがあり、子供たちが愛用していると教えられ、その支援の提案を即座に受け入れました。

 その誕生会の前半のハイライトが、このドラムの披露とユッツの初演でした。

 その様子を紹介しましょう。

 なかなか、堂に入ったもので、立派なドラマーに見えます。

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ドラマーになったユッツ

 誕生日のお祝いとして、一緒に、子供用のドラムを贈るのはどうですか、という依頼でしたので、即座に賛成しました。

   昔では、考えられないことですが、これが現代の情操教育なのでしょう。

 2歳とは考えられないほどの雄姿であり、決まっています。

 その日の夕方には、中庭でバーベキューがありました。

 地元産の魚や牛肉をおいしくいただくことができました。

 南に輝くシリウスと西に傾く上弦の月を眺めて、お祝いのシャンペンを少し楽しみました。

 ユッツは、うれしそうに中庭を歩き回っていましたが、宴もたけなわになってきて、私の手を取って、どこかに案内をしようとしました。

 その夜の主人公ですから、断るわけにもいかず、ユッツの手案内に任せました。

 目的の場所は、リビングに置かれたドラムであり、そこに着くとうれしそうに演奏を始めました。

 これは、なんとすばらしい光景かと、しばし、その演奏に浸りました。
 
 きっと、この姿を見せたかったのでしょう。

 ユッツの笑顔が印象的でした。

 結局、この手案内によるドラムの演奏が3回続けられ、その都度、拍手を贈りました。


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ドラマー・ユッツ2
 
 この後、山梨の孫たちから、ライン動画での「ハッピーバースデー」の歌のプレゼントがありました。

 涼しさがここちよい、子供たちも、大人も喜んだゆかいな誕生会でした。
 
 (つづく)