泣くのはいやだ!
清楚に、そして優雅にも咲き誇っていた数十本の高砂百合の花が枯れて、結実化に向かいました。
ここ向陽台に吹いてくる風にも、心なしか秋の気配を感じることができます。
今年は、コロナの夏でしたが、私どもの研究所の前庭においては高砂百合の夏でもありました。
こうして草花の変化で季節の流れを感じています。
さて、コロナ災禍のなかでたくましく生きていくための知恵のひとつとして、大分ものづくり補助金を2つ申請していましたが、その結果は、1勝1敗でした。
おそらく2つは無理であろうと思っていました。
ここは、みなさんで分け合うことも大切なことではないかと思います。
これで、新たな段階に足を踏み入れる準備ができましたので、「これで、よし。十分である」といってよいでしょう。
次の3つ目は、9月末に発表されるようで、この勝敗を踏まえての次なる作戦の検討を始めました。
今は、決してコロナで「へたり込まず」、「あきらめない」ことが大切であり、「この難局を乗り越えることができる」という高い志を抱き続けることが大切です。
「泣くのはいやだ。進め!ひょっこりひょうたん島」
の精神を豊かに発揮することが求められているのではないでしょうか。
ひょうたん型の島が、海を渡る、まさに奇想天外の発想です。
それゆえに、おもしろく、ゆかいなのです。
このふしぎな島で、数々の人間臭い英雄たちが誕生し、大活躍します。
それを観て、子供も大人も拍手大喝采でした。
じつは、この奇想天外だけど、おもしろい、だれもがゆかいになる、このアイデアと実践が、このコロナパニンデミックの下で求められているのではないでしょうか。
だれも、島が海を渡る、とは思わない。
島の住民たちは国際性溢れるユニークな兵ばかり、ある意味で、これは、独立国でした。
後の吉里吉里国に結びつく発想だったのではないかと思います。
技術や「ものづくり」において、ひょっこりひょうたん人民の国を誕生できないか、長年抱いてきた夢です。
私たちの「命と健康の『ものづくり』」においては、この優れた島ごとを創り出す発想と勇気が必要ではないかと思います。
さて、コロナ「へたり込み」に陥らないために、6月から、次の実践を行ってきました。
1)大分県のコロナ対応のものづくり補助金において2つの申請を済ませました。
結果は、一勝一敗でした。これで、第二段階へ進む重要な橋頭堡が築くことができました。
2)3つ目は、国への補助金申請を済ませました。さらに、コロナ対応のバージョンアップをめざしました。
審査結果は、9月末だそうで、ゆっくり待つことにしましょう。
3)春から約2か月間において、新たに開発したモデルの試験をほぼ毎日継続して行い、その長所をよく知ることができました。
そこで、これはよい商品開発になると思うようになり、その知財化を検討しました。そのために、かなりの量の準備資料(約16000字)を作成し、提出を済ませました。
知財で固め、防御する必要があると思いました。久しぶりの知財思考の訓練でした。
4)ある外国の企業から開発を依頼されてしばらくの時間を要しましたが、その開発モデルを作成し、その性能試験を行いました。
その際重要なことは、既存の類似商品との詳細な比較検証を行うことでした。
既存商品は、大型サイズで、最も効率性に優れるといわれていました。それに対し、こちらは小型サイズで、これで対抗できるかと一瞬不安になったこともありました。
まさに、牛若丸が弁慶に立ち向かったときの心境でした。大きくて力持ちであるが、それゆえに必ず弱点があり、それを探し出して突く、この方法を見出すことが決め手でした。
それを意識して、丁寧に実験を行ってみると、その弁慶さんの弱点がいくつも観えてきました。
かれが、自分の能力を発揮できるのは限られた条件が備わったときのみであり、それ以外では、まるっきし力を出せない、まさに「でくの坊」でした。
この弱点を突いて、より優れた妙手を加えることができれば、牛若丸の勝ちです。そのために、かれは、より高く飛び、より鋭く太刀を振る必要がありました。
相手の弱点は、こちらにとって利点になりますので、そこを突き、不安を解消し、自信を得ることができました。
それにしても、長い開発と実験を要した取り組みであり、粘りを持続させることが重要でした。
この開発研究の成果を踏まえ、それをさらに発展させて、世界的規模で根案な課題となっている状況を打破していけるとよいですね。
そのために、この開発成果を大きく育んでいくことが肝要と思われます。
早速今週、依頼先の企業とテレビ会議を行うことになりました。
5)この8か月間、新型コロナウイルスの大流行(パンデミック)とそれが実体経済に及ぼした恐慌(パニック)をずっと追跡してきました。
そのなかで、じつに奇妙な現象にいくつも出会いました。
そのひとつが、大学や高専などの研究教育機関において、総合的なコロナ研究がほとんど、組織的に行われていないことでした。
「これも『へたり込み』現象か」と呆れ返っていました。
しかし、コロナパニンデミックの様子は、治まるどころか、さらに拡大を見せています。
日本も同じで、決して油断ができない深刻な状況に陥っています。
この未曾有の災禍の進行に備えて、私たちも、それに立ち向かい、ブレイクスルーしていく科学的な戦線と武器を持つ必要があります。
そこで、最初は小さくてよいから、コロナプロジェクトを発足させることを検討していただく依頼を行いました。
まさに、今は、いわばコロナを相手にしての戦場がいくつも存在していますので、そのなかから、まずできることを探し、みんなで知恵と工夫を発揮していくことが大切です。
その検討結果を待ちながら、私自身は、その準備を着実に進めていく予定です。
それを、何十年と持続していく「感染症の時代」の第一歩といえますので、「二歩後退しても、一歩前進する」という精神で臨みたいと思います。
次の6)、7)については、次回において紹介することにしましょう。
みなさまにおかれましては、残暑厳しい折ですので、ご自愛と健康をよろしくお願いいたします。
(つづく)
ここ向陽台に吹いてくる風にも、心なしか秋の気配を感じることができます。
今年は、コロナの夏でしたが、私どもの研究所の前庭においては高砂百合の夏でもありました。
こうして草花の変化で季節の流れを感じています。
さて、コロナ災禍のなかでたくましく生きていくための知恵のひとつとして、大分ものづくり補助金を2つ申請していましたが、その結果は、1勝1敗でした。
おそらく2つは無理であろうと思っていました。
ここは、みなさんで分け合うことも大切なことではないかと思います。
これで、新たな段階に足を踏み入れる準備ができましたので、「これで、よし。十分である」といってよいでしょう。
次の3つ目は、9月末に発表されるようで、この勝敗を踏まえての次なる作戦の検討を始めました。
今は、決してコロナで「へたり込まず」、「あきらめない」ことが大切であり、「この難局を乗り越えることができる」という高い志を抱き続けることが大切です。
「泣くのはいやだ。進め!ひょっこりひょうたん島」
の精神を豊かに発揮することが求められているのではないでしょうか。
ひょうたん型の島が、海を渡る、まさに奇想天外の発想です。
それゆえに、おもしろく、ゆかいなのです。
このふしぎな島で、数々の人間臭い英雄たちが誕生し、大活躍します。
それを観て、子供も大人も拍手大喝采でした。
じつは、この奇想天外だけど、おもしろい、だれもがゆかいになる、このアイデアと実践が、このコロナパニンデミックの下で求められているのではないでしょうか。
だれも、島が海を渡る、とは思わない。
島の住民たちは国際性溢れるユニークな兵ばかり、ある意味で、これは、独立国でした。
後の吉里吉里国に結びつく発想だったのではないかと思います。
技術や「ものづくり」において、ひょっこりひょうたん人民の国を誕生できないか、長年抱いてきた夢です。
私たちの「命と健康の『ものづくり』」においては、この優れた島ごとを創り出す発想と勇気が必要ではないかと思います。
さて、コロナ「へたり込み」に陥らないために、6月から、次の実践を行ってきました。
1)大分県のコロナ対応のものづくり補助金において2つの申請を済ませました。
結果は、一勝一敗でした。これで、第二段階へ進む重要な橋頭堡が築くことができました。
2)3つ目は、国への補助金申請を済ませました。さらに、コロナ対応のバージョンアップをめざしました。
審査結果は、9月末だそうで、ゆっくり待つことにしましょう。
3)春から約2か月間において、新たに開発したモデルの試験をほぼ毎日継続して行い、その長所をよく知ることができました。
そこで、これはよい商品開発になると思うようになり、その知財化を検討しました。そのために、かなりの量の準備資料(約16000字)を作成し、提出を済ませました。
知財で固め、防御する必要があると思いました。久しぶりの知財思考の訓練でした。
4)ある外国の企業から開発を依頼されてしばらくの時間を要しましたが、その開発モデルを作成し、その性能試験を行いました。
その際重要なことは、既存の類似商品との詳細な比較検証を行うことでした。
既存商品は、大型サイズで、最も効率性に優れるといわれていました。それに対し、こちらは小型サイズで、これで対抗できるかと一瞬不安になったこともありました。
まさに、牛若丸が弁慶に立ち向かったときの心境でした。大きくて力持ちであるが、それゆえに必ず弱点があり、それを探し出して突く、この方法を見出すことが決め手でした。
それを意識して、丁寧に実験を行ってみると、その弁慶さんの弱点がいくつも観えてきました。
かれが、自分の能力を発揮できるのは限られた条件が備わったときのみであり、それ以外では、まるっきし力を出せない、まさに「でくの坊」でした。
この弱点を突いて、より優れた妙手を加えることができれば、牛若丸の勝ちです。そのために、かれは、より高く飛び、より鋭く太刀を振る必要がありました。
相手の弱点は、こちらにとって利点になりますので、そこを突き、不安を解消し、自信を得ることができました。
それにしても、長い開発と実験を要した取り組みであり、粘りを持続させることが重要でした。
この開発研究の成果を踏まえ、それをさらに発展させて、世界的規模で根案な課題となっている状況を打破していけるとよいですね。
そのために、この開発成果を大きく育んでいくことが肝要と思われます。
早速今週、依頼先の企業とテレビ会議を行うことになりました。
コロナプロジェクトの提案
5)この8か月間、新型コロナウイルスの大流行(パンデミック)とそれが実体経済に及ぼした恐慌(パニック)をずっと追跡してきました。
そのなかで、じつに奇妙な現象にいくつも出会いました。
そのひとつが、大学や高専などの研究教育機関において、総合的なコロナ研究がほとんど、組織的に行われていないことでした。
「これも『へたり込み』現象か」と呆れ返っていました。
しかし、コロナパニンデミックの様子は、治まるどころか、さらに拡大を見せています。
日本も同じで、決して油断ができない深刻な状況に陥っています。
この未曾有の災禍の進行に備えて、私たちも、それに立ち向かい、ブレイクスルーしていく科学的な戦線と武器を持つ必要があります。
そこで、最初は小さくてよいから、コロナプロジェクトを発足させることを検討していただく依頼を行いました。
まさに、今は、いわばコロナを相手にしての戦場がいくつも存在していますので、そのなかから、まずできることを探し、みんなで知恵と工夫を発揮していくことが大切です。
その検討結果を待ちながら、私自身は、その準備を着実に進めていく予定です。
それを、何十年と持続していく「感染症の時代」の第一歩といえますので、「二歩後退しても、一歩前進する」という精神で臨みたいと思います。
次の6)、7)については、次回において紹介することにしましょう。
みなさまにおかれましては、残暑厳しい折ですので、ご自愛と健康をよろしくお願いいたします。
(つづく)
この夏最後の高砂百合
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