東京において危惧していたことが、実際により深刻な水準で起こり始めました。
昨日の参議院予算委員会において参考人として呼ばれた児玉龍彦東大名誉教授が、心を震わしながらきわめて重要なことを明らかにされていました。
それは、東京の新宿においてエピセンター(震源地、感染中心地)が形成されていて、ここから深刻な感染拡大が東京中に急速に拡大していることでした。
これを裏付けるように、昨日の東京都における新規感染者数は286名で過去最高となりました。
都の発表によれば、PCR検査数が4300件程度だったようですが、この検査数が増えたことで感染者数が増えたと単純に考えることはできません。
都知事は、さも、そのような説明をしながら、微妙に、言葉を濁らせて説明していましたが、もはや、その次元の話ではありません。
それは、東京都全体における検査者に対する感染者の割合、これを陽性率といいます。
この陽性率が徐々に増加し、現在では約6%にまで高くなっています。
通常は、感染者の検査数が増えると、この陽性率が下がる傾向を示すはずですが、それとは逆に陽性率が増加の傾向に、しかも、その値が6%と高いことは、すでに市中感染が拡大していることを示唆しています。
このことを明確にいわない、都知事の会見は、都合の悪いものはいわないという独特の考えが徹底されているようです。
しかも、昨日の国会の愚論では、新宿における陽性率が31%と示されていましたが、これが今朝のメディア報道によれば、新宿区で39.5%という凄まじい高値に跳ね上がっていました。
検査をした人の約4割が感染している、この事態を児玉名誉教授は、次のように発言されていました。
「今日の勢いで行ったら来週は大変になります。来月になると目を覆うような事態になります」
そして、すぐに、新宿区全員のPCR検査を、責任者を明確にしてトップダウン方式で、総力を挙げて政府が行い、感染者を隔離する必要があることを強調されました。
この発言の後に、大きな拍手が自然に湧いてきて、質問者も感激したと素直に感想を述べられていました。
このエピセンターの形成によって、今まで比較的安全で感染拡大が防ぐことができていたことが、今度はそうはいかなくなる、これが児玉先生のさらに重要な警告でした。
具体的には、通勤電車や劇場で、その感染拡大が起こってしまうという指摘でした。
今までと決定的に違うのは、その感染震源地において、新型コロナウイルスが異常に発生して濃度を濃くし、飛沫感染、接触感染、そしてマイクロドロップ(水滴)感染のいずれにいても感染が拡大する事態になるというものでした。
このマイクロ水滴感染の危険性については、かなり以前から、それが起こりうることを指摘してきましたが、最近になって各方面から、その危険性が示されるようになりました。
新型コロナウイルスのサイズは約100ナノメートルです。これは、1万分の1㎜の大きさです。
これに対して、マイクロ飛沫感染があることが明らかになってきました。
この場合、その水滴の大きさは5㎛です。
このサイズの水滴は、霧のように空気中を漂い、自由に空間を飛び回ることができます。
しかも、この水滴が空気中にされされると乾燥によって、どんどんサイズが小さくなることでますます軽くなります。
その一部が気化して、軽くなるとともに周囲の熱を奪い、より自由に動きやすくなります。
この5㎛の水滴と100ナノメートルの新型コロナウイルスの大きさ比較をしましょう。
この水滴は、新型コロナウイルスよりも約50倍の大きさです。
それらを図示してみましょう。

昨日の参議院予算委員会において参考人として呼ばれた児玉龍彦東大名誉教授が、心を震わしながらきわめて重要なことを明らかにされていました。
それは、東京の新宿においてエピセンター(震源地、感染中心地)が形成されていて、ここから深刻な感染拡大が東京中に急速に拡大していることでした。
これを裏付けるように、昨日の東京都における新規感染者数は286名で過去最高となりました。
都の発表によれば、PCR検査数が4300件程度だったようですが、この検査数が増えたことで感染者数が増えたと単純に考えることはできません。
都知事は、さも、そのような説明をしながら、微妙に、言葉を濁らせて説明していましたが、もはや、その次元の話ではありません。
それは、東京都全体における検査者に対する感染者の割合、これを陽性率といいます。
この陽性率が徐々に増加し、現在では約6%にまで高くなっています。
通常は、感染者の検査数が増えると、この陽性率が下がる傾向を示すはずですが、それとは逆に陽性率が増加の傾向に、しかも、その値が6%と高いことは、すでに市中感染が拡大していることを示唆しています。
このことを明確にいわない、都知事の会見は、都合の悪いものはいわないという独特の考えが徹底されているようです。
しかも、昨日の国会の愚論では、新宿における陽性率が31%と示されていましたが、これが今朝のメディア報道によれば、新宿区で39.5%という凄まじい高値に跳ね上がっていました。
検査をした人の約4割が感染している、この事態を児玉名誉教授は、次のように発言されていました。
「今日の勢いで行ったら来週は大変になります。来月になると目を覆うような事態になります」
そして、すぐに、新宿区全員のPCR検査を、責任者を明確にしてトップダウン方式で、総力を挙げて政府が行い、感染者を隔離する必要があることを強調されました。
この発言の後に、大きな拍手が自然に湧いてきて、質問者も感激したと素直に感想を述べられていました。
このエピセンターの形成によって、今まで比較的安全で感染拡大が防ぐことができていたことが、今度はそうはいかなくなる、これが児玉先生のさらに重要な警告でした。
具体的には、通勤電車や劇場で、その感染拡大が起こってしまうという指摘でした。
今までと決定的に違うのは、その感染震源地において、新型コロナウイルスが異常に発生して濃度を濃くし、飛沫感染、接触感染、そしてマイクロドロップ(水滴)感染のいずれにいても感染が拡大する事態になるというものでした。
このマイクロ水滴感染の危険性については、かなり以前から、それが起こりうることを指摘してきましたが、最近になって各方面から、その危険性が示されるようになりました。
新型コロナウイルスのサイズは約100ナノメートルです。これは、1万分の1㎜の大きさです。
これに対して、マイクロ飛沫感染があることが明らかになってきました。
この場合、その水滴の大きさは5㎛です。
このサイズの水滴は、霧のように空気中を漂い、自由に空間を飛び回ることができます。
しかも、この水滴が空気中にされされると乾燥によって、どんどんサイズが小さくなることでますます軽くなります。
その一部が気化して、軽くなるとともに周囲の熱を奪い、より自由に動きやすくなります。
この5㎛の水滴と100ナノメートルの新型コロナウイルスの大きさ比較をしましょう。
この水滴は、新型コロナウイルスよりも約50倍の大きさです。
それらを図示してみましょう。

直径5㎛のマイクロドロップ(水滴)のサイズと新型コロナウイルスのサイズを比較すると、そのサイズの違いは約50倍です。
こうして実際に大きさを比較してみますと、その違いがよく解るでしょう。
そこで、新型コロナウイルスとこの水滴の関係を考察してみました。
新型コロナウイルスの体表面は、マイナスに帯電していると思われますので、プラス帯電の有機物(汚れ)とくっつきやすく、これが媒介になって新型コロナウイルスが連結し、集団化しやすくなっていると思います。
これまで公表されている新型コロナウイルスの写真において、この有機物を介在して連結している様子がいくつも示されています。
一方、このマイクロドロップ(水滴)の表面は、プラス帯電ですので、新型コロナウイルスが付着しやすく、新型コロナウイルスはこの水分とともに生きています。
新型コロナウイルスが日光に晒され、干上がってしまって死滅するといわれていることを考慮すると、水分なしには生きていけない、これは頷けることでしょう。
上図のように、新型コロナウイルスは有機物を介して互いに連結し、その結果として集団化していきます。
このように、たくさんの新型コロナウイルスが水滴表面に付着できますので、この濃い、すなわち集積された新型コロナウイルスの集団を吸い込めば、当然のことながら新型コロナウイルス感染が進んで発病することになることは容易に推察できるでしょう。
新宿が新型コロナウイルスのエピセンターになって濃厚な新型コロナウイルスのエアロゾル感染を、すなわちマイクロドロップ型感染を引き起こしているメカニズムは、このような集団化して濃密になった新型コロナウイルスを付着させたマイクロドロップ(水滴)が空気中を飛び回っているからだと思います。
これまでの防御政策は、ステイホーム、手洗い、2m隔離などですから、これでは、笊(ざる)から抜ける水のようで、そこでは何も引っかからないのではないでしょうか。
これまで専門家が集められて、科学的な対策がなされてきましたが、今や、その正しい科学性、有効性が鋭く問われているのだと思います。
その不足と誤りの助長は、ますます泥船と化した日本丸の沈没速度を速めることになるでしょう(つづく)。
こうして実際に大きさを比較してみますと、その違いがよく解るでしょう。
そこで、新型コロナウイルスとこの水滴の関係を考察してみました。
新型コロナウイルスの体表面は、マイナスに帯電していると思われますので、プラス帯電の有機物(汚れ)とくっつきやすく、これが媒介になって新型コロナウイルスが連結し、集団化しやすくなっていると思います。
これまで公表されている新型コロナウイルスの写真において、この有機物を介在して連結している様子がいくつも示されています。
一方、このマイクロドロップ(水滴)の表面は、プラス帯電ですので、新型コロナウイルスが付着しやすく、新型コロナウイルスはこの水分とともに生きています。
新型コロナウイルスが日光に晒され、干上がってしまって死滅するといわれていることを考慮すると、水分なしには生きていけない、これは頷けることでしょう。
上図のように、新型コロナウイルスは有機物を介して互いに連結し、その結果として集団化していきます。
このように、たくさんの新型コロナウイルスが水滴表面に付着できますので、この濃い、すなわち集積された新型コロナウイルスの集団を吸い込めば、当然のことながら新型コロナウイルス感染が進んで発病することになることは容易に推察できるでしょう。
新宿が新型コロナウイルスのエピセンターになって濃厚な新型コロナウイルスのエアロゾル感染を、すなわちマイクロドロップ型感染を引き起こしているメカニズムは、このような集団化して濃密になった新型コロナウイルスを付着させたマイクロドロップ(水滴)が空気中を飛び回っているからだと思います。
これまでの防御政策は、ステイホーム、手洗い、2m隔離などですから、これでは、笊(ざる)から抜ける水のようで、そこでは何も引っかからないのではないでしょうか。
これまで専門家が集められて、科学的な対策がなされてきましたが、今や、その正しい科学性、有効性が鋭く問われているのだと思います。
その不足と誤りの助長は、ますます泥船と化した日本丸の沈没速度を速めることになるでしょう(つづく)。
コメント
コメント一覧