お昼ごろに、お隣のMさんの奥様が、新鮮な「生イリコ」を持ってきてくださいました。
生イリコとは、片口イワシの幼魚のことであり、おそらく別府湾で朝獲れたものだと思います。
これまでにも何度かいただいたことがありますので、その絶品のおいしさをよく理解できていました。
すでに昼飯が終わりかけていたところでしたが、今すぐ料理を行って食べた方がよいと思って、家内に天ぷらにしていただきました。
うなり声が上がるほどのおいしさ、めったに出会えない味ですので、頭が唸りました。
「これは旨い。まさに高級料亭の上品な味だ!」
と心が動きました。
外側は天ぷらの風味、中は柔らかく、噛むほどに甘みと旨みが出てきて、しかも、わずかに、ここちよいほろ苦さも加わって、まさに最高水準の味でした。
「やはり、新鮮な生イリコの天ぷらは最高だよ!」
いつも昼食時に1/2グラスワインをいただくのですが、その日はボトルが空になっていましたので、アルコールなしの昼食をいただいていたところでした。
しかし、この天ぷらが出てきては、その引き立て役が必要という話になり、家内の勧めもあってワインのボトルを新たに開けることにしました。
ワインの床下収納ボックスから家内が取り出してきたのは「メドック」、これ幸いと思ってそれを開封しました。
赤ワインでしたが、酸味とコクがあり、この天ぷらによく合っていました。
国東の海の幸、みごとですね(つづく)。
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